ゆき

神は見返りを求めるのゆきのレビュー・感想・評価

神は見返りを求める(2022年製作の映画)
3.9
できる範囲で。

「発信」の過信は狂気的な武器であり凶器にもなり得る。
2年前に撮影を終えていたという今作ですが、なんともタイムリーなこと。
終始きっちりと胸糞の悪いキャラクターばかりだった(爆褒め)。
観ている側の関心が高いほど気持ち悪い世界線。
環境が変わって、凶変したのではない。
だれの“おかげ”?という満身も、恩を仇で返す様も、各々が潜在的に「そう」だっただけ。
今溢れているスナックコンテンツに馴染みある人と明るくない人で捉え方が全く異なる一作だと思います。
虚無感のぶつけ方やぞっとするメタファー、人間味が読み取れる部屋作りだったり、繰り返される場所の演出。ニヤニヤしちゃった。
リズミカルではないものの、飽きない展開で言葉の厭らしさも面白かった。
「嫌い」は好きの大裏返し。
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イベント会社に勤める男。「神」と称される優しすぎる彼は、飲み会でうだつの上がらない自称YouTuber・ゆりちゃんと出会い、手伝いを始める。⼒を合わせて良いパートナーになっていた二人だが、関係性は徐々に変わっていく。