あれ?意外といいかもと思った数秒後に信じられないほどダサいカットを目の当たりにしてやっぱりダメだったか…と
冒頭の銀(しろがね)の錬金術師とスカーのバトルシーンです
川に落ちてからのダサダサカットは見ていて恥ずかしい
全編を通してアクションシーンが少しもっさりしていて
VFXをどれだけ頑張ってもあまり見せ場になってないのが残念
もう少し流れのあるスピーディーなアクションシーンになっていれば印象は違ったかも
全体的な演技力不足感は役者のせいではなく、ここまでくると監督の演出の問題なのではと思ってくる
ハボックとか
タバコ咥えて話してるからかな
棒読み感が凄くて…
って、なんで話す時にもタバコ咥えてるんだか
マンガやアニメだと許容される演出でも
実写でやるとダメなものを平然とやってしまう残念感
もうハボックだけならいいのよ
これをピナコ(風吹ジュン)にもパイプ咥えさせて話させるから…
もうやめてよと
きっと監督の演出プランが原作の完全再現なのだろう
その結果、演技が下手な人を際立たせる嫌がらせ演出
子役全般、モブなのによく喋るやつ
イシュバールの老婆
もう変に雰囲気作って喋らないで
監督優しいのかな
ダメな演技をしても取り直しとかを要求しないのかな
(そもそもVFXやりたいだけだから演技なんてどうでもいいのか…)
屋外シーンでの異常な明るさも
映像が安っぽく見えてしまい、どれだけ得意?なVFXを頑張ってもCG感が際立ってしまう
逆に明るさバッキバキにしてるのは合成時に光源の位置とか気にさせないで違和感を誤魔化すためのものなのかしら
逆に室内や夜のシーンが暗すぎる
冒頭の列車パートから役者の顔も表情も全然見えません
イシュバール殲滅戦の夜の焚き火のシーンに関しては表情どころかほぼ何も見えません
もう演出意図がわかりませんでした
列車テロのところとかは、線路をあんな形にしたら列車支えられずに折れ曲がるでしょと…
錬金術はあくまで等価交換で魔法ではないことちゃんと理解してるのかな…
VFXで見せ場作りたいだけなのかな…
錬金術とは「理解」「分解」「再構成」
原作を理解せずに分解し、VFXやりたいことリストを混ぜて再構成…
いや再構成にすらなっていない…
はっ!!!
本作は「復讐者スカー」!!
スカーは「分解」するのみで「再構成」は行わない
これは監督がスカー同様に「分解」のみをおこない
あえて「再構成」しないことでスカーという人物を作品そのものでも表現したのではないだろうか!!!
…ってそんなわけないですよね
ごめんなさい
まずは企画立ち上げ時に作品の本質を「理解」するところから
あっ黒川結菜ちゃんがクッソ可愛かったです
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劇場名 :109シネマズ川崎
上映日 :2022/05/21(土)
上映時間:9:00 ~ 11:45
上映劇場:シアター1
上映作品:鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー[舞台挨拶中
座席 :H -7