原作漫画「鋼の錬金術師」の実写化第2弾になります。今回は完結編として2部作で展開しております。原作漫画が好きなこともあり、、またやる!となった時に、「どう変わったか?」を含めて、やっぱり好きだから見に行きました。アクションやCGは前作よりはスケールアップ、物語も割と原作漫画に忠実ですし、時系列としても良かったと思います。
ただ、どこまで頑張っても「ダイジェスト版」の領域を抜け出せない感じがありました。忠実であることと、実写映画化する際の漫画との違いや時代背景などは反映されていないので、漫画→アニメ→実写となっても漫画のワクワク領域を超えてこないです。
なので、どうしても物語として展開の浅さを感じてしまいます。原作漫画をわかっているから、その重さをこちら側で補完/調整しないといけないので、映画としては物足りなさを感じました。これは2部作目の最後の錬成にも言えることです。省略した部分が見えてしまうことが逆にツッコミどころになっているのではと感じました。
ただ、1作目の違和感というか最初の距離感に比べるとキャラクターの浸透度とハガレンの面白部分が盛り込まれ、良かったなぁと思います。
すでに配信が始まっていることもあり、ハガレンが好きな人はちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?
2022年公開作品 45本目