きみどり

ブラック・クラブのきみどりのレビュー・感想・評価

ブラック・クラブ(2022年製作の映画)
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極東の島国でボンヤリ暮らしている民草には、ヨーロッパの地政学リスクの深刻さがまったく理解できてなかったな…とつくづく感じる日々ですが、この映画の舞台はまさしくその近く。
それだけに一層、今起きていることの行く末と重ねてしまったかも。

凍りついた真っ黒な海をスケートで渡っていくというシチュエーションの緊迫感はなかなかでした。
ただですね…いくら大好きなノオミ・ラパスでも、無軌道かつ衝動的な行動が多すぎ。設定が非常に良かっただけに、ちょっとB級ぽくなってしまったのが残念です。

「戦争が終わったら家具屋を始めたい」と言っていた気のいい軍人さんがいちばんチャーミングでした。
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