磨

オールド・ボーイ 4Kの磨のレビュー・感想・評価

オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)
3.4
ある日突然拉致され15年間の監禁生活を強いられた男の復讐劇。
日本の同名漫画を原作に実写映画化したバイオレンスアクションはパク・チャヌク監督の復讐三部作の第2作目でもある(本作含め現在、配信で1作も観れないのがツラい)

本作は2004年の第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し(パルム・ドールは華氏911)、2013年にはスパイク・リーによりハリウッドリメイクされた作品。

ひと言で言うと“エグい”、少しシュールでクスッと笑えるシーンを入れてくるので、終始緊張してる訳じゃないけど、とにかく痛そう。歯とか舌とか、本当ヤメテーーーって感じ…(笑)
前日に邦画「死刑にいたる病」を鑑賞。アチラもなかなかの描写だったと思うけど、ここまでの感覚に襲われることなかった。
韓国と日本の映画の色々な“差”を感じる昨今だけど、こういった描写に関しては決定的な差があるような気がする。

とはいえ、本作はそちらを追い求めすぎた為か、心理描写とか動機などのサスペンス的要素や作品としての面白さかあまり伝わってこなかったので、評価としては及第点といった感じかな…。


初公開時は映倫R15+指定だったらしいけど、この4Kリマスター版は映像がクリアになったことからR18+になったらしい。どの辺がアウトなのかよくわからんけど、こういうアップグレードもあるのかとちょっとだけ笑った。
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