よねき

ラスベガスをやっつけろのよねきのレビュー・感想・評価

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)
3.3
Filmarksを使い始めて気付けば、はや499本の映画を記録していた。

いつもより慎重に僕はNetflixとAmazon primeを探る。
別に至極どうでもいいけど、記念すべき500本目だから。

そこで目に飛んできたのは

「ラスベガスをやっつけろ」

例の如く、観たのか観ていないのか覚えていない。
「マァ他にも観てるけど記録つけてないやつもあるし、別にいっか」
そう思い再生ボタンを押した。

本来、こういう時にはまず、興味を引くようなあらすじを書くものだろうか?

じゃあ無理だ。
だって、2人のヤク中が2時間ラリってるだけの映画だから。
あらすじなんてものはないし、特に大事なポイントも、話のピークもない。

でも誰がラリってるかってのは少しだけ重要だ。
1人はガニ股で歩くハゲたジョニーデップ=ジャーナリスト。
もう1人はラリっては人を脅し続ける太ったベニチオデルトロ=弁護士。

これだけで観る価値は十分にある。
個性的な役柄のイメージが強いデルトロはまだしも、この時期のジョニーデップが本作の役を演じた事は、少なからずセンセーショナルな出来事であったに違いない。

本作は実在した人物の話であり、デップ演じるハンターSトンプソンは「ゴンゾージャーナリズム」というスタイルを確立したアメリカのニュージャーナリズムの旗手と呼ばれた人物である。

僕はもともと彼が好きで、彼のドキュメンタリーや、著書も読んでいる。
非常に破天荒な人物で、ジョニーデップも彼に心酔していたというのは有名な話だ。
(そんな経緯を知っていると、ファンにとってここ最近のデップは心なしか少し心配になる。)

そんな人物の実話を元にした話なのだが、
常に様々な種類の麻薬をやり、(時には同時に2つ、3つ)ひたすら幻覚を見ては暴れまわり、ゲロをしてホテルの部屋をこれでもかと言うくらいメチャクチャにする。
大抵の人にとっては不潔で不快な映画だろう。
全くもって理解も出来ないはずだ。

だが、そもそも理解なんてしなくていいのだ。

ただ、この映画を観てこう思えばいい。

「もっと適当に生きよう」

と。

誰も君の人生を邪魔なんてしない。
大変な毎日を、たまには放り出して適当にやってみるんだ。
少しでも邪魔するヤツには、この2人みたいにナイフと銃を突きつけ(るつもりで)自分の道からどかしていけばいい。

人の事なんて気にせず、誰にも媚びず、自分の好きなように生きよう。









あ、もう日曜のこんな時間だ。
そろそろ会社のメールチェックしなきゃ。
あっ、今週お客さんが来る飲み会のセッティングもしなきゃ。。
あっ、あっ、、泣泣泣
(※これが現実)
よねき

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