逆鱗

夜を走るの逆鱗のレビュー・感想・評価

夜を走る(2021年製作の映画)
3.0
これは俺の感性や美的センスでは太刀打ち不可能

悶絶して考えてもレビューの書きようがない

と言いつつ頑張って書く

やはり、人は承認欲求の権化だと思う

お前はそのままで良いと、現状維持を承認してくれる存在

もっと肩の力を抜いて楽しみましょうよと、ハメを外すことを推奨する存在

空虚な自分の存在価値を、立場の優位を利用してマウンティングでしか確かめられない存在

以上のような人物が主要登場人物だった

一番目は、自分は悪くない、悪いのは世間だと他責にする

二番目は、今の平凡な自分は本当の自分ではないと非日常を求める

三番目は、自分より下のヤツを見つけて安心する

3つとも全て承認欲求不満だ

それぞれ自分にも当てはまる一面があると思える

そして、二番目の自分がピークに達すると、夜を走るのだ

夜は普段のウダツの上がらない自分を隠してくれ、ほかの何者かになれる気がする

結局は何も変わらない朝がやってくるだけなのに

普通の積み重ねができる人間が勇者であり最強への道

普通である勇気を持ち生きたいものだ
逆鱗

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