メチャメチャ良かった。
なんで僕泣いてるんだろ。
笑顔で泣いてる。
好き。
可愛らしくて、温かくて、(やんわりとコミカルに描いてるけど)厳しさもあって。
なんというか、人間讃歌な作品だった。
さかなクンの半生を描いた伝記映画なのだけれど、そのさかなクン役には のんさんを抜擢。
どうかと思ってたけど、もう、のんさん以外は無いかもってなった。
ファンタジー混じりというか飄々とした作風なので、男性が普通に演技したらリアルに寄りすぎて身につまされちゃうかも。
ほら、あるじゃ無いですか。
アニメだとスッと入ってきたりとか。外国の作品だったりとか。
その少し距離置いた感じが良いのかも。
臭いセリフとかって、生々しさがあるとひいちゃったりするじゃん?
そこをマイルドにしてる効果はあると思う。
さかなクンの表面的に見えるトリックスター感。
あれを他の男性がやってたら違和感出ちゃうものね。
これはのんさん選んだのは大正解だと思う。
周りの人達がまたとても素敵でね。
ユーモラスにライトに好意的に描かれてはいたけれど、みんな可愛くて好き。
そして時折見せる人生の機微感。
夏帆さんの海辺での表情とかさ。
柳楽くんのレストランでのしーんとかさ。
好き。
そんなわけで、
「ニコニコしながら涙が流れてしまう」という僕にとってストライクな作品でした。