映画初めに絶対これを観たいと思ってた。とても上質な作品だった…！
「あなたは僕の故郷だ」
柳川という街に訪れたくなった。小舟での会話のシーン、自転車に乗る二人が水面に映るシーン、川の流れのように穏やかに進む時間が雰囲気とともにとても美しい。
冒頭から始終漂う死の雰囲気、これが全シーン通して、画を儚くさせてる所以かな。寂しさや孤独感がずっと底にある気がする。私はきっとこういうのがとても好きなんだろうな。
中国語、日本語、英語で交わされる会話も心地よい。言葉があっても伝わらない、伝えられないものもあれば、言葉がなくたって伝わるものも確実にある。3人(4人)の何とも微妙な関係性は、そのことをよく語っているように思う。
自分がこの映画の良さをしっかり言語化できない事がもどかしい…けど、言語化できない領域で自分のものにしておきたい気分でもあります。
