キタキツネの霊送りは最大の感謝の表現のひとつなんだろうけど、今の感覚だと人間のエゴのように感じる部分がある。それは時代も環境も違うのでそう思うのは仕方ないなと思う。
それに、食べていく、生活していく…
・人間の都合で動物を殺している事実とどう向き合うか。その葛藤や折り合いの付け方は文化圏によって様々だけど、アイヌ達は「神の国から毛皮と肉を持って人間界に遊びにきた神様(動物たちのこと)を、たくさんの…
>>続きを読むイオマンテのめちゃくちゃ貴重な映像資料。
監督の主観はできるだけ入れず、その人物と儀式をシンプルに記録するためのものなのかなと思った。非常に興味深かったです。
ナレーションが、アイヌの神謡を参考…
アイヌの伝統的な祭祀を記録したドキュメンタリー。
儀式自体の見応えもありましたが、時代とともに継承者が減ってきたために、既に伝わり切っていない部分も垣間見えたりするその様がなんだかリアルでした。
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もう何十年も前のドキュメンタリーだけど、その当時はまだ昔ながらのチセ(家)を建てる家庭もあれば現代風の家に住むアイヌ民族もいて、民族内も多様化してたり上手いこと共存したりしてるのかなと思ったけど今は…
>>続きを読むアイヌ民族の中でも重要な祭り、イオマンテ。語義は「それを行かせる」という意味であり、「それ」とは今回チロンヌㇷ゚カムイ、狐である。アイヌ文化に親しみのある人ならわかる、狐から見た語りは一つの文学を読…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
踊りや歌が神への捧げ物となるのはなぜだろう。
日川善次郎エカシの祈りの言葉の調子が心地よかった。天の神への畏敬が、そのまま動植物を含む周りの自然(神)への畏敬となっていて、人間は神の恵みを頂いてい…
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