チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテに投稿された感想・評価 - 8ページ目

我が子として育てたキタキツネを神の国に送るアイヌの祭祀「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ」の記録映画。

アイヌ民族が近代化を経る過程で、同化政策や迫害・差別を受けてきた歴史がある以上、和人の立場であ…

チロンヌプカムイ(狐)を36年前(上映当時)の現代アイヌが神々の国におくるイオマンテの儀式の記録のドキュメンタリー。

映画のナレーションとしてチロンヌプカムイ視点の語り口が流れることに気持ち悪さを…

これは文化遺産に相当するのではないかと思うほど文化的価値の高い一作だった。アイヌの精神文化や自然信仰の世界観を知るのに適した映画。我が子のように育てた狐を神の国に送り届ける霊送りイオマンテ。1986…

最後の2021年の映像はアイヌ民族の今をそのまま写していて、美幌のコタンはなくなって、祭壇を掲げ踊りをしたところもなくなった、でも唯一ヌササンだけは残っている。

カムイを信仰する、祀る文化は今生き…

自分より上の存在があること。
神の元で生かしてもらうこと。
毛皮や肉を残すことなく恵んでもらうこと。
信仰とかきっとそんな次元のものではなくて、世界の在り方、真理の捉え方。

アイヌの歌ほんといいよ…

オープニングの優しい語り部の民話でボロボロ泣いた。
高台での儀式は合成かと思うくらい綺麗な景色だった。

結局信仰してるもの、暮らし方が違うだけで人間に区別なんてないんだと思う。
自然との距離が近か…

伝統文化の保存が難しいというのはわかるし、それが和人というマジョリティに迫害された少数民族アイヌのものならばなおさらだろう。一方で伝統的な儀礼等が動物愛護の観点で批判されうることは、諏訪社の祭礼やい…

貴重な文化資料となる映像。
祝詞の内容がずいぶんとへりくだっていて、アイヌと神々との関係性が見えて興味深かった。
本編から35年後の現在の様子も収録されている。当時からさらに多くのものが失われている…

お子さん(お孫さんだったかも)アイヌの文化や踊り等を引き継いでいきたいかを問われて、したくないと答えてたのが印象的だった
外野が文化を保護しようと息巻いても結局その文化を営む主体自体が消えようとして…

映像はそれなりに貴重な記録なんだろうけど…「形骸化」。これが第一印象で、その後ずっと変わらない。
構成に色々と問題がある。

・友人と話した結果出てきた視点。なぜ狐を殺したのか。熊は飼い切れないから…