このレビューはネタバレを含みます
チョン・ジェウン監督と言えば、何年か前に観た「子猫にお願い」が印象的でその後「台風太陽」と「蝶の眠り」など見ましたが、ドキュメンタリーは初めてでした。
「猫を返して」って短編映画を長年観たいと思ってるんですけど機会がなく見れていません。この機会に上映して欲しかった!
監督さん自身猫好きで多分Instagramの7割くらい猫写真じゃ無いかってくらいなんですよね。
なので楽しみにしていました。
シネマカフェさんの監督さんインタビューが良かったので
以下抜粋
「『猫たちのアパートメント』は、野良猫たちの苦労を見せるための映画ではありません。観るとつらい気持ちになるんじゃないかなと心配しないでください」
「猫たちを不幸な存在としては描きませんでした。むしろ、一匹でも多くの猫を救おうと努力する、私たちの善意の記録と言えます。住人はアパートを去りましたが、その時から『猫たちのアパートメント』が始まりました。数年間にたくさんの猫と出会い、たくさんの事件もありました。すべてをお伝えすることはできないので、この映画を贈ります」
と語っていらっしゃいますが、観る前に想像してたものとかなり違いました。
韓国は犬と言えばポシンタン(犬鍋)にしちゃったり😅「ケセキ野郎(犬野郎)」と罵倒する時に使うお国ですが、猫にはこんなに優しいんだと失礼ながら思わされました。
猫愛もしかして日本より強いのかなぁ。
私は猫映画は好きですが猫アレルギー🐈もあるし、地域でエサをやって去勢して飼ってる猫とかああ言うのが正直理解出来なかったんですよ。
市内の公園にも猫に餌をやる方がいて、まあ問題になってたりして、アレルギー持ちの私としては怖い公園認定だったり😅
まあ、猫は側にそうそう来ないし、息子も犬に噛まれたことはあってもw猫にはないし、そう考えれば大丈夫なのですがね。
しかし、このドキュメンタリーを観て、猫を飼うわけでもなく餌をやる人たちの気持ちが初めて少し分かったような気がしました。
猫の物語でもあるけど、取り壊されるアパートで猫に愛着を持ってた方の物語でもありました。
むしろ後者の要素の方が強かったかも。
野良猫を安全に他の土地に移動させるにはどうしたらいいかって、猫の立場になって考えてて。
ただ住民が引っ越し先で飼えば良いって話でも無いという。数も多いし、飼い猫として慣らされてない猫を飼うのは大変なんですね。
猫たちに餌をやっていた「猫ママ」さんの1人の言葉が印象的でした。
猫は私たちが世話をしなくても生きていけると思ってるし、人間たちのことは“缶切り”としか思ってない。
って😂確かにw 缶切りwww
これは猫好きな方ももちろんですが、私みたいな「なんで飼わないのにエサをやるんだろう?」みたいに思ってる方の方が気付きはあるのかも知れません。
猫によってあんなに性格が違うんだというのも、面白かったし、可愛かった😸
映像の撮り方も良いですが、猫の撮り方もほぼ猫目線なので、一体どうやって撮ったんだろうと気になりました。腰が痛くなりそうですよね。
韓国映画はたくさん入ってくるけど、たぶんドキュメンタリーってそんなに見れないので、この作品観れてよかったです。
猫のイラストのカードあれ欲しくなりました😸
神経衰弱やりたい!