しょうちゃん

妖獣都市のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

妖獣都市(1987年製作の映画)
5.0
菊地秀行の同名小説を原作に、
魔界の妖獣と闇ガードの熾烈な戦いを描いた伝奇アクション。

人間界と魔界の共存を妨げる者と人知れず戦う闇ガード。
人間界の闇ガード 滝蓮三郎と魔界側の闇ガード 麻紀絵は、
両界の平和条約調印の為に来日するジュゼッペ・マイヤートの護衛を命じられ、
調印阻止のために暗躍する魔界の過激派たちに対し、
激しい戦いを挑む。

原作は未読。
本作は原作者が唯一「原作イメージのとおりである」とする作品である。
当時はOVAとして制作されながら劇場公開もされました。
川尻監督の暗くスタイリッシュな映像が印象的。
バイオレンスアクションに本格的なホラー描写と濃厚なエロスを絡めた作品。
25歳という設定年齢に見合わぬ貫禄を漂わせる主人公の滝蓮三郎だが、
どうみてもおっさんにしか見えない。
本作は登場する女性陣が圧倒的存在感を放ってます。
中でも蜘蛛女の奇怪な動きは必見です。
妖獣のデザインが「遊星からの物体X」にソックリなのも印象的。
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