方眼

夢の方眼のレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
4.0
映像を追求するが故に説明のための絵は排除していく。純粋な映画の絵のみが、監督のイマジネイション=夢のままに我々の目の前に提示される。それは映像を追った者がたどり着くべき当然の帰着点。そして実現できるのは黒澤のみ。能力的にも、地位的にも。金銭的にはスピルバーグの力を借りてはいるが。前半は幼少時のエピソード、中・後半は悪夢、それらが見事に最終話でまとめられている。
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