タ

夢のタのレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
3.5
こういういくつかの短編に分かれてる作品はあまり得意ではないから集中できなかった
色がちりばめられていて美しい、音のチョイスが良い、この二つが印象的
前半の方は、幼少期だったからか全体的に夢に優しさを感じた(でも子供の頃にこの夢を見たら絶対怖い)が、徐々に現実的な夢に変わっていったところから、成長するにつれての苦悩葛藤やり切れなさみたいなものが明らかに映像そして夢の内容に表れていた 特に吹雪の様子は答えがみつからないような空気を感じた

一番印象的だったのは赤富士で、目に見えない放射能を赤色で表していたところ。色の研究をしていることもあって、やはり垢を使うことで放射能のヤバさみたいなものを視覚的要素として使用していたのかな

この頃から、放射能などは やばいもの という認識があったのだろう 見ていて一番怖い気持ちになったしこれが1990年に描かれていることにもぞっとしてしまった

好みの映画ではなかったがこういう作品を見ることも大切なのでは
タ