GT

夢のGTのレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
3.2
他のレビューにある通り、映像が非常に美しい。なんとなくタルコフスキーとかその辺を彷彿とさせる。しかし、今の自分には早かったのか、芸術的過ぎた。夢を映画化ということもあり、話のヤマもオチもないため面白いエピソードとは言い難い。芸術的な映画にはありがちだが映像美を見せるために話のテンポは非常にゆっくりで、正直すっげえ眠くなる(途中で一時停止して寝た)。
あと夢を元にしている、という割にストーリーが理路整然とし過ぎているというか、ちゃんとし過ぎている印象。夢ってもっと支離滅裂で意味不明なものだと思うし、原発とかの社会問題をそこに持ち出すのもどうなのかと思ってしまった。まぁ、これは俺のイメージと違ったというだけの話だし、そもそも世界の黒澤明先生に俺ごときが意見する資格はないと思うけど…。
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