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「夢」に投稿された感想・レビュー

踊る猫
踊る猫の感想・レビュー
2016/11/11
4.4
興味深い。私はキューブリックを(なんなら近年のデヴィッド・フィンチャーも)理解出来ないほど映像に関しては鈍感な人間なので、最初の二話が「いや映像として凄いのは分かるんだけれど……」と退屈に感じられて投げ出しそうになった。それが雪山やトンネルのエピソード辺りから尻上がりに面白く感じられた。舞踏や吹雪や死体の行列……といった細かいところに監督の映像面でのセンスを感じさせられたことに加えて、この映画が撮られた当時から戦争や原発問題や弱肉強食の風潮やエコロジー/スローライフ、あるいは美術とはなにかといった問題から死生観までを、夢という荒唐無稽な設定を用いながらも「ストレートに」(ここが重要!)扱われている先見の明に度肝を抜かれる。決して映像が凄いだけのハッタリの映画ではない。人に依ってはそういうところをむしろ「説教臭」として受けつけないのかもしれないが……そのあたりなかなか悩ましいところ。客観的な評価は(いつもながら)出来ない。何気にいかりや長介の演技が見事。
fuji
fujiの感想・レビュー
7時間
4.7
黒澤監督自身が見た夢をもとに作られた、8本の短編からなるオムニバス。なんとなく前半は泉鏡花、後半はSF御三家のような雰囲気を感じる。

特に好きな話は『桃畑』と『鴉』。五組の雛人形による荘厳華麗な舞いと、ゴッホ(なんとマーティン・スコセッシが演じている)の絵の中に迷い込む幻想。まさしく夢を見ているかのような映像美である。
高倉健が晩年の黒澤映画はつまらないと発言したという噂を聞いたことがあるが、私は三船敏郎と組んでいた往年の名作たちと同じくらい、この『夢』が大好きだ。起きたら忘れてしまうような幽玄な世界も、世界の黒澤の手にかかれば現実化されてしまうのか……と打ち震えた。

また、『赤富士』『鬼哭』の二作は3.11以降「黒澤明が原発事故を予言していた」としてネットに取り上げられていたように記憶しているが、もしも2011年まで黒澤監督と長さんが存命だったら何を思っただろうか、と時々考える。
いつ起こるかわからない震災よりも、防げたはずの人為的ミスのほうが恐ろしい。それはいつの時代も変わらない。
IWGP
IWGPの感想・レビュー
15時間
3.1
記録
塵
の感想・レビュー
2日
4.0
個人的にトンネルが好き
後半メッセージ性強い
突拍子のない展開と前衛ぽくて奇妙な感じがまさに夢って感じで良かった
haru
haruの感想・レビュー
2日
4.0
とにかく映像美に圧倒された。
ロケ地に行きたくなる。

この作品で描かれている人間のエゴがまだ現存している、むしろ加速している現在を悲しく思う
タイラーコーヒー
タイラーコーヒーの感想・レビュー
4日
3.0
まあ良かったが、後半(長介から)眠すぎ。黒澤で初寝。映像美しい。
thirdtreeman
thirdtreemanの感想・レビュー
2017/05/21
3.0
大往生の葬式は喜ばしく、子供の死は悲しいに共感。大震災を予見と言えるのかもしれないが、放射能ばなしは共感できず。
nati
natiの感想・レビュー
2017/05/20
-







覚悟

美しい映画だった
ズドーンって心に
Bitdemonz
Bitdemonzの感想・レビュー
2017/05/18
4.0
圧倒的なビジュアルインパクト。
目覚めながらにして見る夢。
素晴らしい。
天津甘栗
天津甘栗の感想・レビュー
2017/05/18
3.2
黒澤明が実際に見た夢から着想を得たという、色彩鮮やかなオムニバス形式の映画。『こんな夢を見た』で始まる8つの短いストーリーで構成される。

オズの魔法使いや不思議の国のアリスかの如く、どのエピソードもこの世とあの世の狭間にある異世界に迷い込んだような世界観を持つ。

狐の嫁入り、雛祭り、雪女、地縛霊と化した日本兵がいるトンネル、ゴッホの絵画と続く夢。
ただ1つ、異世界ではなく今現実となっている夢も出てくる。
原発爆発と放射能汚染。
『原発は安全だ!危険なのは操作のミスで、原発そのものには危険はない。絶対ミスを犯さないから問題はない、とぬかした奴等は、ゆるせない!』という女性の台詞が胸に刺さる。30年近く前に黒澤明が原発問題に対して言及する話を作っていた事に驚いた。

さらに、次章では鬼に扮したいかりや長介が、放射能や戦争の影響で自然が無くなってしまったことを嘆いている。鬼すらも絶望する世界は悪夢そのもの。

最後の章では、自然と共存する水車のあるムラと華やかな葬儀が描かれる。
前章とのギャップも手伝い、それはまるで天国のような夢。
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