ばーとん

雪之丞変化のばーとんのレビュー・感想・評価

雪之丞変化(1963年製作の映画)
4.1
黒一色の舞台装置にぼうと人間が浮び上がる、幽霊じみたライティング表現が、シュールで最高。緩急のある美しい映像に、やたらグルーヴ感のある長台詞が絡む。が、説明臭くなく小粋な落語のよう。市川崑は音のセンスが良い。きっと耳の良い人だったんだろう。山本富士子と林成年の掛け合いに痺れた。
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