ピートロ

君たちはまだ長いトンネルの中のピートロのレビュー・感想・評価

3.6
なんといっても主演の加藤小夏がかわいくて魅力的。
デフレなんだから消費税を撤廃してお金をバラ撒け。財務省は政府の財政健全化しか興味がない。政府がマスコミを通じて国民一人あたりの借金額を提示して脅している。お金はいくらでも刷ればいいんだし、そもそも国には借金なんてない。
女子高生が教師や政治家、官僚らを次々と論破していくのだが、こう一方的だと観ている立場としては無意識的に反感を抱いてしまう。
明快なもの、断言できるものには胡散臭さ、信ぴょう性のなさがつきまとってしまうから。
まあでも本作ではわざとこういう手法をとっているのだろうから、それはそれでエンタメとしては面白かった。

他のユーザーの感想・評価

Jun

Junの感想・評価

3.0
主人公のセリフで「自分で調べなよ」て何度も出てくるけど、軸になってる気がする。
内容は少し偏った感じにはなってるけど、分かりやすいよ。
大企業が政治と癒着してるんだなて事は、世の中の人は薄々気づいてはいる。その中でマスコミて影響力あるから情報操作なんていくらでも出来るよね。一方でネットは情報量多過ぎて、真実が不透明。大半はその内にもういいやってなってる。
ただ事実は見極められるはずだから、調べるのが大事。まずは自分で。
だからこう!て頭固すぎは禁物だけど、考えられる人にはならないとなと思えた。
教材としてうんぬんかんぬん言われてるけど、頭が柔らかい子供には観せる分にはいいと思うけどね。
自分が汗水流して働いたお金がどう使われるかくらいは知っておいた方がいい。
選挙に行きましょう。
二度三度言うことになりますが「自分の世界を一つ上に上げる映画」と言うのがある。
私にとっては、「インターステラー」「her.」「マネーショート」辺りを指していて、この作品はそんなノリに近い。

原作は、もっとアニメチックにだんだん格上になっていくボスを論破していく物語だったんだけど、それはそれとして今作はとてもコンパクトで面白い。

処々「鵜呑みにするのも危険」という気もするけど、おそらくここら辺の議論や世界観は、実は多くの議員さんは「知らない」「知ってるけど言わない」という恐ろしい世界なので、今後ご自身が投票する際に「公約はたくさん書いてるけど、ここら辺は避けてる」候補者と言うのは※1「議員になりたいだけ」※2「三期やって議員年金が欲しいだけ」と思ってください。

(※1及び※2個人の感想です。)
賛否両論あろうけどいつも通り私は“賛”です。

パンデミックとやらの時に「経済回すよ」って言葉が合言葉みたいになってたけど今は忘却の彼方…光熱費や仕入れ価格の高騰などまだまだデフレが続くと私のような個人事業主はやはりキツいので主人公のアサミちゃんには肩入れしてしまいます。そのアサミちゃん、ちょっと先生などにマウント取りすぎたけど笑…そこもまた微笑ましい☺️

政治経済青春エンターテイメントとして面白く鑑賞しました。
tr

trの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

誇張されているような気がして、少しリスクのある映画だと思った。
「一般的に言われてる内容を疑って自分の頭で調べましょう」っていう内容には大賛成だけど、この映画自体「国の言っていることは間違ってる」という点が全面的に出されていて、それこそこの内容を鵜呑みにしてしまうパターンを生み出しそうだと思ってしまった。
自戒も込めて2.5。
なんか、話題になってるみたいね。
ちょっと前にYouTubeに上がってたのを偶然見てしまったけど、かなり雑な映画。
だから、あえてここにも書き込むつもりもなかった。

MMTの解説を下地に、日本の現状を憂慮する映画なんだけど、むしろ逆効果のように思える。
こういう稚拙な表現は岩盤保守に馬鹿にされる格好の材料。
女子高校生でも立ち上がれば何かが変わる、と私自身もそう考えたいんだけど、もうちょっと上手く作って欲しかった。
cmpnll

cmpnllの感想・評価

4.0
確かに中高生の頃は先生の言うことが全てだと思ってたな〜

私も日銀がとにかくお金刷って国民に配れば景気が良くなるんじゃないかって思ってた時期があった
わそ

わその感想・評価

-
演技力とかじゃない良い映画
めちゃめちゃリアルだと思った

情報を知らない人は情報をもっと入れよう
いろんな情報を持ってる人はそれを元に自分で咀嚼して判断しよう

でもそれを常に疑おう
自分の中の答えを常にアップデートし続けよう
ようは変わり続けようぜって話だと思う
何事もそうだけど
本質って観測者によって永遠に変化すると思うから。

これも咀嚼してくれよ
逆様

逆様の感想・評価

4.5
なんでかU-NEXTで勝手に購入されてたので観たけど好きな内容だった。
新聞部OBの人、声以外の要素がタイプすぎてドキドキした。
自分たちはいかにメディアに踊らされているかを実感させられる作品。

この作品を知る前日にふと、日本の莫大と言われている借金を日本の国内に流通している/国民が持っているお金を国民から徴収しても意味がないんじゃないか、国内でぐるぐる回るだけで何の解決にもなっていないんじゃないか、単純にお金を刷ればいいだけなんじゃないか、と考えていた。その矢先にこの作品を本当にたまたま見つけた。
ドンピシャの内容でとても満足感の高いものであった。

言われたことを信じるだけではなくて、自分で調べて考えていく必要があるのだと再認識させられた。この映画で学んだことも然り。
国民一人一人が危機感を持って、自分事として考えて、今の自分には何ができるのだろうと考えていくべきだと感じた。
ヤベー女子高生がトンデモ論で日本を乗っ取ろうとする激ヤバプロパガンダ映画🤣

ナチスドイツの思想を日本へ広めようとしてるみたいなもん。自分たちが洗脳されてる恐れはないのかな。

これからも頑張って日本の真実(笑)を広めてください。
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