このレビューはネタバレを含みます
2D/日本語
なんかもう、清原果耶の全てが良すぎたな???
原作未読。王道成長譚だけどバトル物ではないから、『ちはやふる』に比べて成長が分かりにくく、地味に感じる人もいそう。僕自身は「雰囲気が好きだと無条件で評価爆上げ」病なので、ずっとこの素朴で柔らかい空気感に浸っていたかった。安易な恋愛要素がないのも好感。
筆の音だけが響く"静"も劇場ならでは。何かにのめり込む青春の眩しさよ…。
ただ、霜介が水墨画に魅了された理由など、物語の「そもそも」に関する話が明言されるのが後半なので、少し感情移入しにくい作りではあると感じた。千瑛も「青山くんのこと何も知らない(うろ覚え)」って言ってたから、狙ってるとは思うけど。
久しぶりに「自分も変われるのかな」と思わせてくれた作品でした。線を描いてみようと思う。そのうちね。
…とりあえず『おかえりモネ』観ればいいですか?