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旅愁のsueのネタバレレビュー・内容・結末

旅愁(1950年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

たまたま飛行機の故障で降り立ったナポリ。
そこで出会ったピアニスト女とワケあり男。
お互いに惹かれあい、偶然も重なって存在をはぐらかして一時の恋をするけど。

あの家、町は理想郷、オアシス…なんとも言えないけど、夢物語に近いのかな。
結果的には幽閉で閉じこもってたけども、自分達の思いを守るためのセーフティーゾーン。
塀を高くして現実と向き合わないようにひてたけど、町を出てみればやっぱりそこには現実が。
そこと向き合って本当に何がいいのか、自分にとっても、関わる人にとっても。そこと向き合うマリアンヌ素敵すぎ。

マリアンヌだけじゃなく、キャサリンや息子も、それぞれが粋すぎる。
嘘をつけど、その嘘すらもまっすぐ。自分の芯が通った素敵な人たち。
愛という物を学んだなー。

敗戦後の面影なのか、その当時のイタリアの画も見れるのは不思議な気分。
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