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チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲームのSSDDのレビュー・感想・評価

3.3
■概要
二人暮らしだが母親が重い病気にかかり、アルバイトと骨董品に近い80年代のPCの修理などで生計を立てる女性が、PCの修理業の青年と見つけたクリア報酬125万ドルの磁気テープPCゲーム。
レトロゲームだが過去にも何十年後に賞金を手にしたという事実もあるということで始めてみるが、ゲームは死を覚悟する必要があるのだった…。

■感想(ネタバレなし)
フロッピーや磁気テープにゲームを行うなどギリギリ世代に届かないくらいで、ダイアルアップで通信対戦を行なって電話代が大変なことになったことはある私でもノスタルジーな気持ちになり、緑のドットで描かれるグラフィックや単音のゲームなど好みなので観ていてワクワクする。

デスゲーム物としては類似が沢山あるものの、ゲームを通して進行する描写などが面白く、また主人公たちがコードの確認などもできる点が新しい。

少し物足りなさはあるものの、ノスタルジーで昔のネットのアングラ感のある感じや、ゲームのドット絵のクオリティが高く好みの作品でした。

もう少し派手な選択肢や躊躇いが欲しいところをポンポン進んでしまうのが惜しいところです。










■感想(ネタバレあり)
単純な選択か死というゲーム性で周囲を巻き込む悲惨な選択を取らされるのは最近でもあった気がしますが、磁気テープのノイズ感や荒さ、呪者側に立てれば呪う側の苦痛から恩恵を受ける設定は面白い。

流石にこの呪いをもっと大量にするならアプリ化が早いんでしょうけど、そうすると呪いが撒き散らされ過ぎる可能性もあるので、意図的に磁気テープを使用している点などデザインされた設定がうまく噛み合ってて素晴らしい。

呪いキーボードでガリガリコード書けるまでになるのは最後謎でしたけど、続編のありそうな終わり方で続編はあればかなり吹っ飛んだ内容になりそうな予感がするので、良い意味でも悪い意味でも期待してます。
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