こうん

ザリガニの鳴くところのこうんのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.8
【Running master’s violence memo】
ベストセラー小説の映画化であるところのミステリー…なんだけど最初のナレーションでほぼ真相言ってるよね。その謎解きという意味ではあんまり面白くなく(けっこう不自然です)、ちょっと甘めの悲恋というかラブストーリーでしたけど、湿地でひとりで生き抜いている、というリアリティに欠けていてきれーきれーな映画だったのが、サザンアメリカ映画の貧乏白人モノとしてはちょっと肩透かしでしたかね。主人公演じるデイジーなんとかさんがもうちょっと汚いというか臭そうとか、“湿地の娘”として忌避される存在で、もうちょっとサバイブ能力(ワニを捌くとか)を見せてくれていたら面白かったのに。リース・ウィザースプーンが製作でテイラー・スイフトが主題歌唄ってんだから、ま、そういう映画(という言い方良くないね)なんでしょうけど、女性が虐げられ静に復讐する、というミステリーと、愛を獲得する半人生のバランスが良くなく、女性映画としてピントがずれっぱなし、という感じでした。
ところで幼少のころザリガニ釣りが流行り、玄関先の水槽で捕縛した30匹ほどを飼ってましたけど、最終的には大変なことになってました自然は怖い。
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