世界でベストセラーとなった小説を映画化した今作。
舞台はノースカロライナ州の湿地帯。
湿地帯と言ってもいまいちイメージできないだろうが、こけに覆われた湿原や湖、マングローブ湿地や泥沼、泥炭地や河川、干潟
広大な水辺にある美しいジャングル、水田のような景色、波打つ浜辺、美しい生物達と共に暮らし、移動は基本ボートである。
そんな湿地帯の奥地でひっそりと暮らすひとりの少女カイヤ
街からはたったの8キロだが、ここで暮らすということは、文明や社会からほとんど遮断されてると言ってもいいほど。
カイヤは街の人達からは
「沼地の娘」と呼ばれ変人扱いをされているが、実際はとても美しい少女である。
カイアは、6歳の時から、この湿地帯でひとりで生きてきた。
それまでは家族と暮らしていたが、父親の暴力が原因で
母親が去り、兄姉達も去り
最後は父親も去り
彼女はひとりこの湿地帯の家に取り残されたのだ。
物語の始まりは
湿地帯で将来有望な青年の変死体が発見される。
そして、その湿地帯で暮らす
少女・カイアに容疑がかけられる。
ミステリーなのでこれ以上は綴る事はないが
とても美しいミステリーでしたねぇ。
今時の作風といえばそうだし
幅広い層が楽しめるんじゃないでしょうか。