s

ザリガニの鳴くところのsのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.5
思ってたよりミステリーじゃなくて恋愛寄りだった
原作は分からないけどジャンルもう恋愛でもいいのでは?って思いながら観てた

湿地から出ない女なんて2番目に持ってこいだよなー😂

ラストには驚きはしたものの、多くを語らなさ過ぎて気になる点がいくつか出てきちゃったのが残念

幸せすぎて笑っちゃってプロポーズの言葉が言えないシーンと、判決が出てお店の夫婦がカイアのうしろで抱き合ってるシーンが良かった

他のユーザーの感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

近年のこーゆー作品は結末が見えてしまうよね。
まぁ、チェイスは殺されても仕方ないか。
あんなに純粋に育った子を弄んだんだから。
街に滅多に来ないから絶好の相手だったんだろうな。
幼い頃から苦労ばかりだったけど、最終的に幸せになれたのが良かったから、最後の件は個人的に不要。
余皮

余皮の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

感動して泣きながら観てたら
最後の最後で涙引っ込んだ

気持ちのよい裏切られ方
エンドロール好き
Kazu

Kazuの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます



エンディング曲が秀逸。
作品の意味をすべて回収してくれました😭

見る側に一時の猶予も与えず、
畳み掛ける様に終盤へ突き進む展開はお見事でした。

原作未読であらすじさえも知らずに鑑賞したもんで…😅
ミステリー?
はたまたニコラス・スパークス寄りのラブストーリーなのか?
途中、作品チョイス間違えた?
って思う瞬間もあったけれど、

とても良い作品でした。

時代背景は今から60年ほど前なので、多くの偏見や差別が酷かった事が伺えるし、湿地帯といった特異な環境で育つ主人公の苦しみや孤独は計り知れないものがあったでしょう。
幼い少女時代を演じた、ジョジョ・レジーナちゃんの演技に何度も泣かされます😭

両親や兄弟から見捨てられ、幼い頃から孤独と戦い、自然界に生きる術を学んだ彼女に罪はない。

母親を、ただただ待ち続けた少女…
最後の最後に迎えに来てくれた母親…
悲しすぎて号泣😭





追伸…

貝殻のペンダント、見つけた夫は?
taka

takaの感想・評価

4.1
『この秀逸ミステリー展開はお見事👏』
世界で累計1500万部を売上げたディーリア・オーエンズの同名小説の映画化🎞下馬評通りのハイクオリティで満足😋
ネタバレZEROで観るべき宣言🙋‍♂️町の萬屋の店主のジョンピンと奥さんのメイブルの二人の存在が物語をより温かくするのが素敵✨売れた小説にハズレなし😊
【簡単STORY】
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な資産家の息子チェイスアンドルーズが変死体となって発見された。容疑者として疑われたのはザリガニが鳴くと言われる湿地帯で育った「湿地の娘」と呼ばれる無垢な女性のカイア。彼女の自身の半生が淡々と物語化されていく。DVな父から逃げるように離れた母と姉や兄、そして最愛の兄ジョディも離れ、最後に6歳の時、父もカイアを捨て家を出てしまう。カイアは天涯孤独になって以来、学校へも通えずに湿地の自然から獲れる貝を売る事で生きる術を学び、たった1人で人里から離れた湿地帯で生き抜いてきた。そんなカイアに唯一、優しく接して来た青年テイトとの出会いにより彼女の運命は動き始めるのだが…。

⭐️2023年4.0超え18本目(2023116)
ヒデ

ヒデの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「"湿地の娘"がチェイスを殺した?」

湿地で青年の変死体が見つかり、そこに住む"湿地の娘"が殺人の容疑をかけられる話。

全編にわたって彼女の壮絶な生い立ちと2つの恋が語られ、その悲しすぎる人生に息を呑む。

個人的には初彼・テイトとのエピソードが結構キツくて、家に残った彼のシャツの匂いを嗅いで嬉しそうな顔をしたシーンの後に、テイトが約束した日に戻って来なくて一人で花火を見て朝まで待ってるシーンは悲しすぎた。初めて口紅塗って綺麗な格好までしてるのが余計に…。

DV&浮気彼氏のチェイスはまじクソで、殺されてもしゃあないやって感じだったけど、そのタイミングで救世主としてテイトが戻ってきたのはビックリした。その後ハッピーエンドっぽくなるのも良かったんだけど、まさかテイトが人生の最期に絶望を味わうことになるとは…。

無罪を勝ち取ってからの最後のどんでん返しは強烈で「時には獲物が命を繋ぐため、捕食者を葬ることも──」というモノローグと一緒に、テイトが貝殻の首飾り見つけたシーンにはビックリ。結局殺してたんかい!という…。

弁護士のミルトン爺さんは仕事デキるし差別しないしマジかっこいいと思ってたけど、ラストシーンを見るとみすみす騙されてしまった格好というのがなんとも皮肉…。あんなにカイアのために手を尽くしてくれたのに…。

「自然に善悪はない」っていうカイアのさりげないセリフも伏線になってるのね。最初は可哀想な少女の恋愛劇かなと思ってたけど、これはすごいミステリーだ。


以下、セリフメモ。


「湿地帯の中に点在するのが、"本当の沼"。沼は死を熟知してる」

「死因は地上19mからの落下による衝撃。やぐらの梁に血痕と毛髪が付いてた。つまり落下中に後頭部を打ったんだ」
「後ろ向きに落ちたってことだな。誰かに押された?」
「彼のジャケットに赤い繊維が付着してた」

「犯人はあの妙な"湿地の娘"かも。やりかねない」

「殻に籠る者は忘れられる。昔は家族がいた。私を"カイア"と」

「危ない時は、ザリガニの鳴くところまで逃げろ。母さんの口癖だ」

「私は父と暮らすコツを学んだ。とにかく避けて、会わずに過ごす」

「テイト。彼は強張った私の心をほぐしてくれた」

「学校は(DOGのスペルが分からず笑われた)あの日だけ。自然が私の教師」

「母の物は全て焼かれた。しばらくして父も去った。淡い悲しみ」

(黒人店主の営む店で)
「ムール貝を買って。今朝とってきたの」

「聖書にはこうある。"小さき者への施した行為は、すなわち私への行為なのだ"。教えてに従って」

「僕が(読み書きを)教えようか?」

「(湿地の娘と会うのを)自制しろ。大学で勉強したいんだろ?人生は一瞬で変わる」

「会うのはよそで!福祉課に捕まったらグループホーム送りよ」

「読み書きを教えたり、物をくれたりしたのはなぜ?恋人はいないの?」

「母と妹はアシュヴィルで事故で死んだ。僕の誕生日プレゼントの自転車を他の街へ買いに行ったせいだ」

「これで恋人?」
「なりたいの?」
「羽に詳しいの。他の人とは違うでしょ」
「ああ、決まりだ」

「テイト、私は平気。なぜ?」
「君を大切にしたいから。僕は簡単には傷つかないけど、君にはリスクがある。そうだろ?」

「僕はこの街を出る。進学だ。生物学の研究室で来週からアルバイトをする」

「親と同じエビ漁師は嫌だ。約束するよ。必ず戻ってくる」

「出版社のリストだ。湿地を描いた君の絵は他にない。本を作ればお金を稼げる」

「…私を忘れるのね」
「忘れるもんか。それに、1ヵ月で戻る。独立記念日だ」

「テイトは私の人生。そして愛…。全てを失った。湿地はつまずく私をいつも抱きしめた」

「あなたの家だ。権利はあなたにある。維持滞納費を払えばね。800ドルだ」

(チェイスに押し倒されて)「私を軽く見ないで!」

「いきなり迫ったのは悪かった。でも君のことを知りたいんだ。君は綺麗だし、風のように自由だ。どうだい?」
「…いいわ」

「彼のことが好きか嫌いか分からない。でも孤独じゃない。それで十分だった」

「今度アシュヴィルまでの仕入れに行くんだ。一緒に行かないか。出版記念のお祝いもしたいし。仕入れは2日かかる。一泊しないと」

(事後に)「そのうち感じてくる。一度じゃ無理だ。俺だけの湿地の娘。君の価値を知っているのは俺だけでいい」

「捨てられた彼女(カイラ)が息子を殺して奪ったのよ。あの醜い首飾りを!」

「湿地の娘のセックスはどうだった?」
「ヤマネコみたいに目が光るぞ。イッた後はな。ははは」

「君を傷つけたと分かってたから会えなかった。あれは僕の人生最大の過ちだ。君と外の世界を天秤にかけたんだ。でも外の世界の学歴も君なしでは意味がない。一生後悔するだろう」

「僕はもう去らない。どんな償いでもする。どうすれば許してくれる?」

「あなたが湿地の娘ね。初めまして。私はチェイスの"婚約者"よ」

「一人きりの生活。昔から知ってた。…人は去る」

「こんな形になって残念だって何?婚約者がいるのに私と付き合ったこと?自分の嘘がバレたこと?」

「母が去った理由がやっと分かった。父のような男たちは最後に必ず自分が殴る」

「そんな暮らしはイヤ。次はいつ殴られるのかと怯えて暮らすのは…」

「私じゃない。嫌ったのは彼ら(街の人)よ。悪意を持って蔑んだ。そんな人たち(陪審員)に懇願しろと?絶対にイヤよ」

「彼女にはアリバイがある。そして検察側はこれが殺人だと立証できていません。ただの推察だ」

「"我々陪審員は、被告人キャサリン・D・クラークを無罪とします"。勾留中の無礼をお許しください」

(ボートで羽を受け取って家へ行き)
「カイア、君を愛してる」

「結婚しないか?どう思う?」
「もうしてるでしょ。ガンのつがいと同じように決まっているのよ」
「それで手を打とう」

「世を去るときは、ひそやかにすうっと消えたい」

「湿地は死を理解してる。そして死を悲劇にしないし、妻にもしない。どんな生き物も生存のために奮闘する。時には獲物が命を繋ぐため、捕食者を葬ることも──」

「私はホタル。明滅し湿地の奥へとあなたを誘う。そこが私のいる場所。遥か遠く、ザリガニの鳴くところ」
rika

rikaの感想・評価

3.8
結構身構えて鑑賞スタートして拍子抜けした。癒し映画だった。原作と違うって意見多いから読もうかな。ハリスディキンソン、次回作早くお願いします。
おとぎ話みたいで暗すぎなくて結構好きだった。
ちえる

ちえるの感想・評価

4.7
去年みました。本当に初恋は恐ろしく美しくて特別な記憶として人の中に残るんだと思わされました。あーー観て何ヶ月も経ちますが心に後遺症のように残る映画です
湿地×変死体というイメージから、じめっとした暗いお話かと思っていたけれど、主人公のみずみずしい恋だったり、湿地のイメージを覆す美しい光景が広がっていて、意外と観やすい作品だった。ただあまりに綺麗すぎて、ギリギリまで違和感が抜けなかったのだけれど、最後の最後でしっかり着地してくれた。面白かった。
キリン

キリンの感想・評価

4.0
「サスペンス」ということなので期待して観ていたけれど
観ている最中は、裁判の進み方に若干のサスペンス感を感じたものの
サスペンスというよりは、人間関係のドロドロ的な要素を
強く感じながら観ていた

そんなもんだから、「なんだか、順調なサスペンスだな~」という
感じで終盤まで鑑賞
一方で、「とはいえ最後に何かあるんじゃない?」という期待も
しながら観ていたけれど、それもなくて。。。

と思ったら!最後の1分で「やっぱりそう来たか!」という感じで
ある程度想像はしていたものの良かった
「墓まで持って行く秘密」だね、正に
好き

恋愛映画とかあんまり見んけど、
この淡くも苦い みたいなの好き

ラストシーンで えっ…?? ってなった笑
「ザリガニの鳴くところ」の感想・評価を全て見る

sさんが書いた他の作品のレビュー

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.0

起こってることは大きめなんだけど比較的緩めのコメディ

終わり方が最高だった

セミマゲドン(2018年製作の映画)

3.0

冒頭から蝉のCGがふよふよしてて面白い
本当の面白いって意味じゃない意味でずっと面白い

エンドロールで制作風景も見せてくれたしこれは良いZ級映画だ

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.5

ずっと地獄

生き残ってほしかった人がちゃんと生き残ってくれてよかった

ヌルッとしたCGがクセになる

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

目が離せないアクションが多すぎて気付いたらトラック乗ってるしバイク乗ってるし車乗ってるしヘリ操縦してる

屋根から屋根へ飛び移るシーンで足折ったやつ!!ってなった

アクションが迫力ありすぎて映画館で
>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.5

ミシェル・ヨーが強すぎて主役食っちゃってるくらいの格好良さ

笑気麻酔でずっとラリってるのちょっとウザかったな

ネビュラのカレン・ギランしか知らないから彼女だってことに他の人のレビュー見て気付いた😂