このレビューはネタバレを含みます
なんとか耐え凌ごうとしていたのに、何度も心をぐちゃぐちゃにされた❤️🩹
あんなに完璧な人と巡り会えたのに、一度はその夢は消え、その後現れた中途半端なやつにテイトが大切にしてくれた体をあげてしまって。結局父親と同じように最後は手をあげた上に、レイプしようとしてるのも最低だし。チェイスもいいところの家ゆえに、自分が望むように生きることができなかったのだろうけど、関係のない人ひいては好きな人に対してその歪みをぶつけてしまうのはやめて欲しい。本当に。
でもカイアが自分の好きなものに囲まれて、彼女の世界の中で生きているのが本当に美しく羨ましく尊かった🦋🕊️
だからこそ初めて会った彼には大切にしてほしかったのになぁ。人生そううまく行かないよなぁ。。
裁判が進んでいく中で、テイトが真犯人のように思えるようにされていたけれど、それにしては、裁判所に来てる時とか彼に後ろめたさのかけらもないのが今となっては引っかかっていた。見てた時はスルーしてしまったけど。
そしたらまさかカイア、本当に一晩でやってのけるとは。笑
いや人を殺してるんだから笑い事ではないんだけど、そこはフィクションということでオチの持っていき方の面白さが勝る笑
いい作品だ笑
でも裏切った上に暴力を振るったチェイスにあそこまで情緒を切り離して、カイアが彼を排除することを判断したのは父親とカイア自身が語っていた、当時の母の感覚を理解したからなんだろうな。
幼少から今までのことが、あの一件をトリガーにして、殺人という行動に至る動機まで、一気に押し上げたんだろうか。
そして、出版の人との食事の席で、「自然の中に善悪(道徳)はなく、懸命に生きているだけ」という言葉と最後に貝殻のネックレスを見つけた時の「湿地は死を悲劇にしないし、罪にもしない〜獲物が命を繋ぐため、捕食者を葬ることも」というナレーションで彼女が独自の生死感を持っていたことが暴かれる感じも含めてオチの持っていき方がよかったなぁ。
女子っていうとなんだか偏見が入っているけれど、傷つくたびにスッと大人になって、傷が深ければ深いほど、どんどん物事を冷静に判断する生き物になっていく気がするなぁ🤔
わたしも何も知らなかったころの無邪気で幸せな少女でいたかったところある。でも感情が揺さぶられる経験は人生においてしておいてよかったよなぁ。本当に。
それはさておき終始、湿地の美しい自然を背景に物語が展開されるし、鳥や貝殻も出てきて美しさに癒されました🦆🐚🐦⬛🪿
2時間濃密な時間だった⏳
ありがとうございます。