LcK0812

映画刀剣乱舞-黎明-のLcK0812のレビュー・感想・評価

映画刀剣乱舞-黎明-(2023年製作の映画)
4.2
仮面ライダー平成ジェネレーションズFINALじゃん!!!

上記を見た人にはネタバレになりかねないんですが、とにかく最高のファンムービーでした。
もしも刀剣男士が現代に現れたら、こういうシチュエーションでいつものあのセリフを喋ってほしいな、という夢がいっぱい詰まってました。

内容より設定や結論が先行しており、途中の辻褄は殺陣と俳優の顔の良さによる勢いで流したな……という感じなので、正直まったく刀剣乱舞知らん人にはすすめづらいです。
ですが一時期でも刀剣乱舞のコンテンツに触れて、好きな男士やセリフがある人が見ればきっと楽しめると思います。

また、ヴィランである中山咲月くんがいいですね。
優しさと意志の強さ、ミステリアスさと美しさが同居していて大好きになってしまいました。
中山くんグッズが追加で出たらうれしいなあと思うばかりです。

殺陣はどこをとっても素晴らしい!
予告にもある三日月・両山姥切の三つ巴戦はもちろん最高でしたし、スクランブル交差点での刀剣乱舞無双をおもわせるような一対多数の戦いも男士の強さがよくあらわれていてよかったと思います。

おおむねにおいてニチアサの文脈をくんだほぼニチアサ映画なんですが、実際には前作から4年経っての2作目なんですよね。
フランチャイズで複数年契約の話ではないのに、こんな見てないTVシリーズの総集編みたいな内容で大丈夫か。はすこし不安になりました。
歴戦の審神者は勝手に補完してくれるでしょうが、一般に広げる力は前作より薄い印象です。

たぶん4Dでがったんがったんしながらアトラクション感覚で見るのが一番楽しいのでしょう。
なにも考えずに見てほしい映画でした。
LcK0812

LcK0812