ユンファ

ソウルの春のユンファのレビュー・感想・評価

ソウルの春(2023年製作の映画)
4.7
韓国映画史に残る大傑作「アシュラ」のキム・ソンス監督の新作。

ぶっ飛んだファン・ジョンミン、追い詰められるチョン・ウソン、とんでもなくスピーディーな編集と、ストーリーと暴力描写以外ほぼ「アシュラ」だが、肝心のストーリーが激重で暗澹たる気持ちにさせられるので、繰り返し見る気にならない。

過剰な演出は相変わらずで、"そこまでやるか"な描写や展開が続出。それによって作り出される空気感は唯一無二で、全編の半分以上が電話で喋っているだけなのに、ここまで緊迫感に満ちているのは流石。
それから、おそらくフィクションだろうが、クライマックスの流れや見せ方、セリフの応酬は本当に素晴らしかった。
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