このレビューはネタバレを含みます
メモ
第二次世界大戦末期、不死身の兵士を作る目的で産みだされたフランケンシュタインが後に成長し、逃亡劇の果てに、同時期に出現した地底怪獣バラゴンと戦う、というあらすじ。幼い子供のようなフランケンシュタインと、彼に母親のように接するヒロインの姿が切ない。クライマックスの、燃え上がる炎をバックにしたショットが美しく、重厚な物語を悲痛に彩っているようである。フランケンシュタインという怪物の持つ悲劇性を上手く活かしているといえる。
が、日本版の『怪獣を倒した直後、フランケンシュタインが陥没に巻き込まれて消えてしまう』という結末もどうかと思うが、海外版の『いきなり出てきたタコにやられてしまう』オチはもっと酷い。というかストーリーぶち壊しである。