洞窟に取り残された13人の命を救うため、世界各国から多くの手が差し伸べられました。
罪のない一般市民が理不尽に殺されているこの世の中で、これはとても意味深い作品です。
命がけのダイバーたちはもちろんのこと、水の流れを変えるために尽力した人々、田んぼが水浸しになって作物が全滅することを了承した農家さんたち。
私も当時は毎晩ニュースを見てサッカー少年たちの無事を祈っていましたが、あの時はここまでの詳細は知リませんでした。
Disny＋で配信中のドキュメンタリー『THE RESCUE 奇跡を起こした者たち』を先に観ていたので、各救出段階での彼らの心情が手に取るようにわかって、より理解が深まりました。
ヴィゴ・モーテンセンって役によってガラリと雰囲気が変わってすごい役者さんだな。
そして当時、一部から批判のあったコーチについて、立場が危うくならないように配慮されていたことにも好感が持てました。
あとで調べると、日本からは
効率的な排水方法の技術的助言、最高画質の衛星データを活用したレーダー地形図の提供、クボタ社製ポンプ車の派遣など、水害大国の日本らしい治水面での援助が行われていたそうです。
『海難1890』での日本とトルコの関係のように、国境を超えた助け合いは後世まで語り継がれると思います。
今一度この救出劇の事を世界中で共有したいものです。
