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EO イーオーのMakのレビュー・感想・評価

EO イーオー(2022年製作の映画)
2.9
かなりexperimentalな内容だと思う。
動物愛護と自然破壊をロバのEOの目線から描いた作品。
確かにこの作品の中で動物達を酷い目にあわせるのは全部人間。
サーカスでカサンドラと幸せに暮らしてたEOを無理矢理カサンドラから引き離し、他の仕事をさせる。
タバコの煙をEOにはきかけたり、銃で撃たれるキツネ、檻に閉じ込めたキツネを仕留めたり、PKのときに鳴いたEOへの暴行、そして最後のたくさんの牛たちが導かれている場所、その場所でEOに起こったこと。それら全ては人間が動物達に死というとてつもない酷いことをしでかしている。
赤い照明は何を物語っているのだろう…
イザベル・ユペールの存在感は言うことなし。
本当に考えさせられるツラい映画。
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