昨年公開の話題のポーランド映画。CS録画鑑賞。
EO フォン ホーム
いや、EOは宇宙人ではありません。
ロバです(ジャケ見りゃわかるか)
そういえば、くまのプーさんに出てくるロバのヌイグルミの名前はイーヨーでした。関係ない?
EOはサーカスで育ちますが、そこから解放(?)され居場所をなくした後は転々と放浪、あちこちで酷い目に遭います。
EOはロバなので喋りません。
たまに切羽詰まったような悲しい声で鳴きます。
でも、ロバのEOが本当のところ何を思っているのかはわかりません。
そして、放浪するロバの合間にその時々の人間ドラマの断片が挿入されます。
断片なのでこれまた各人の深い事情はわかりません。
終盤でイザベル・ユペールが出てきてちょっとビックリ。
監督のイエジー・スコリモフスキは世界三大映画祭の全てで賞を獲っているらしく名前も聞いたことはありますが、他に関連作で観たことあるのは脚本を書いたポランスキーの『水の中のナイフ』くらいでした。
ラスト、このゆっくりと円を描いて移動する牛たちの歩道には見覚えが。
これは以前観た映画『テンプル・グランディン~自閉症とともに』(AMAZONオリジナル)に出て来たグランディン設計の牛たちをある場所にストレスなく誘導するシステム。
・・・そういうことか。つらい。合掌。