mizutama3

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のmizutama3のレビュー・感想・評価

3.8
監督の半自叙伝らしい。
レーガン大統領が選挙で勝利した 1980年のニューヨーク、Queens での話。
当時の人種差別の話なんだけど
たぶん 当時のアメリカの歴史と政治とかを知っているとより深く映画を理解できると思う。
当時のトランプ家が政治的にどっちだったかとか Queensがどっちだったかとか 関係してるっぽい。
ちなみに 共和党のレーガン大統領が現職の民主党のカーター大統領を破って大統領になったらしい(wiki)。

私は歴史と政治に詳しくないから人種差別の部分しかわからなかった。
人種差別に関する映画は多くあるけど この映画は大きな事件があったわけではなくて でも 本当の日常はこの映画のような事が色んなところで起こってる。今も。

子供って世界が狭いから全力なんだけど…
Life is unfair.
お父さんが言ったこのセリフ。
本当 その通り。
でも お父さんが言った通り 不公平な世の中を生き抜いていかなくてはいけない。

黒人の少年が自分の置かれてる立場を子供ながらに理解していて 世の中が望む役割を果たすことにショックを受けた。
生きてきた環境が人を作り上げる…たとえ間違っていたとしても。

考えさせられる映画でした。
でも 観てよかった映画でした😊
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