ニクガタナ

聖地には蜘蛛が巣を張るのニクガタナのネタバレレビュー・内容・結末

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

街の浄化という大義をかざして娼婦を殺し続ける殺人鬼と彼を追う女性ジャーナリスト。うわー、怖い、恐ろしい!すごい引き込まれて夢中になって観た。やっぱし面白い、イラン出身アリ・アッバシ監督作品。2000年から2001年にかけてイランで実際に起きた同様の事件から着想得たそうだが、スパイダーキラーよ、そんな可愛い奥さんと子供達に恵まれて、何やってんのよ?英雄気取りかよ?おまえ一体何歳よ?って犯人が街の男たちにまんまと英雄視されてんのがなお怖い。物理的にも、精神的にもあんなことがよく自宅で続けられたな?凶行家族にバレそうなシーンになぜかハラハラ。16人目のポッチャリさんの殺害、遺棄模様が不謹慎ながら笑わせに来られて困る。これも実話に基づいてるのかしら?そういえば中東の女性ってあまり太ってる印象無いな。需要あっての娼婦。まず断罪されるべきは女性を買う男達の方だと思うが、世論に流されてまさかの無罪?と慌てちゃった。娼婦の子も、娼婦殺しの子どもたちも気の毒。不思議な余韻残して終わる。
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