明治末期の北海道を舞台にした、アイヌ埋蔵金を巡る争奪戦を描いた大ヒット漫画を映画化した作品です。
埋蔵金のありかは24人に彫られた刺青を繋げると判明するそうで、ヒグマに襲われた主人公の杉元佐一(山﨑賢人)と、瀕死の彼を助けたアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)の利害が一致し、手を組んで埋蔵金の争奪戦に加わることに…という話。
冒頭からアクションが目白押しでしたが、演出に今ひとつ気持ちがのれず…でしたが、それでもアイヌの民族文化を知るきっかけとなったのはよかったです。
ちなみにアイヌ民族文化財団のウェブサイトを見たら、“カムイ”とは「動植物や火や水など人間が生きていくのに欠かせないもの、病気や雷など人間の力の及ばないもの」なのだそう。“神”とはちょっと違うようですね。「万物に精霊が宿る」といったような日本人古来からの考えと共通するところはありそう。って知ったらグッと親近感が湧きました。
この作品の続きは連続ドラマ形式でWOWOWより今年('24)の秋から配信されるようです。私は視聴することできないので、少しづつアニメの方を観てみるかな。本来は漫画を読むべきなのかもしれないですね。