「人類の罪に災いが放たれる」
世界の終焉を賭けた究極の選択を迫られる家族の姿を描く、M・ナイト・シャマラン監督による終末スリラー。見放題終了間際の滑り込み鑑賞。
森の奥にある山小屋で休暇を楽しむ3人家族の元へ、謎の4人組が訪ねてくる。彼らは3人を拘束し、迫り来る世界の終末を防ぐためと究極の選択を強いる。果たして彼らは何者なのか、そして決断の先に待ち受ける結末とは……
平たく言えば「ヨハネの目次録」をベースに“家族愛“を描いたディストピアスリラー、かな。
時間を無駄にする覚悟で観ましたが、まぁ予想通りというかシャマランらしいというか。。
毎度のことながら、いくらキリスト教が世界で大多数の信者を抱えているとはいえ、信仰していない人からすれば全くピンと来ないですよね…
調べてみると、訪問者たちのノックが7回であったことも「黙示録」と深い関わりがあるようで、これから起こる禍を暗示する合図だったのかなぁと。地震や津波、未知なる病原体による感染症や、温暖化による異常気象が齎す災害など、すでに実感している地球の危機と人類滅亡へのカウントダウン、もしくは今まで多くの罪を犯してきた人類へ警鐘を鳴らす作品。そんな印象でした。
鑑賞者に解釈を委ねるスタイルなので、好みは分かれるところ。訪問者の1人に『ハリポタ』ロン役でお馴染みのルパート・グリントが登場して来るけど、ファンは衝撃喰らうかもw