GreenT

リミットレスのGreenTのレビュー・感想・評価

リミットレス(2011年製作の映画)
3.0
意外と面白かったけど、なんだったんだ?

エディ(ブラッドリー・クーパー)は、書けないでウダウダやってる志しの低い小説家。芽が出ないだけでなく、努力しないのでガールフレンドにも捨てられる。

私ブラッドリー・クーパーってあんまり好きじゃないのですが、このダメ〜な感じ上手いですね!この映画ではこの人すごい役になりきってて良かったです。

若い時衝動的に結婚・離婚した女の弟にバッタリ逢い、昔からドラッグディーラーだったこの弟は、まるでホームレスのようなエディを不憫に思い、一つ$800もするスマートドラッグをエディに恵んでくれる。

このスマートドラッグを取ったエディがみるみる内にテキパキ色々な仕事を片付けていく。もちろん書くのだが、その前に家を掃除するってのが笑った。いや、いいことなんですけど、男性にこの発想あるのかなと思って。

あまりの効果に、元義弟に逢いに行くと、義弟は殺されていて、エディは袋いっぱいに入ったこのドラッグを手に入れる。

で、それを使って、投資?を学び、すごいお金を儲ける。それで注目され、ビジネス業界のエライさん(ロバート・デニーロ)からコンサルタントとして雇われ、大規模な合併を任されるのだが・・・・。

って感じ?と思うんですけど、ストーリーあんま良くわかんない。

ここ10年か20年か、大学生や高校生までも、カフェインみたいな脳を刺激するドラッグや集中力を倍増するドラッグを使って勉強しているって問題になったような憶えがあるので、この話もなるほどって感じでした。

しかし問題は、袋いっぱいにあっても、いつかはなくなる、そうなったらどーするの?って思わなかったのかなあ?だから投資で大金儲けた?そこであとはそのお金でフラフラ生きるんなら分かるけど、業界とかに入っちゃって、ドラッグ無くなったら仕事出来なくなっちゃうじゃん。

ドラッグやって頭が良く働いている内に、まず「ドラッグが無くなっても上手く行く人生計画」を考えれば良かったのに(笑)。

お話は、なんか良くわかんないところとか、伏線のようで伏線じゃないとか、都合よく進むなあ〜とか、辻褄合わないとか色々あるんですけど、テンポがいいのとブラッドリー・クーパーが意外と健闘しているので「まあいっか」と「映画体験」を楽しめる映画です。

最後が謎だったんだけど、ネタバレになるのでコメント欄で!
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