【シニアイヤー】感想
Netflixで鑑賞🎞
青春真っ只中の17歳のステファニーは、チアリーディング中の事故で昏睡状態になり、目覚めた時には37歳になっていた。失った時間を取り戻すため、ハイスクールに復学し、夢のプロムクイーンを目指す。
20年間昏睡状態にあったギャルが現代に復活して、青春を取り戻すために精力的に振舞う姿を、今までで一番絞ったと思われるレベル・ウィルソン主演での学園コメディ映画。
コメディを観ようと借りた作品がまさかの戦争アクション西部劇だったので、なんかアホみたいに平和なコメディを観たくて探していた時にNetflix制作の配信を見つけたので観ました。
普通は20年間も昏睡状態で目覚めたら、すごく悲観的になるだろうに、流石はレベル・ウィルソン‼︎ 全く絶望する事の無いパワフルな主人公を得意気に演じていました。
学校のスターになるために、地味でも本当の友だちを利用して人気を勝ち取ろうとするビッチさと、えげつないほどの下ネタが満載‼︎
あの頃のファッションリーダーはブリトニー・スピアーズっていうのがわかりやすいビビッドピンクの服やバッチワークデニムが登場(笑)
SEXシンボル的なチアリーダーは、「美人でないけど、スタイルが良くて性格が悪くて尻軽」というアメリカンなところがいい。
脚本や演出もショボくないんだけど、若干内容は薄め。でも、とにかく全体を通して明く、主人公の復活がきっかけで、周りの人間の時間も再び回り出す様が印象的だった。
あの頃に無かったSNSへの対応の速さや、ジェンダーや差別への偏見の変化をスムーズに受け入れられるのは、多感な若い世代の特有の表現。
エンドロールのメイキング映像がとてもアットホームでよかった。
コメディ映画はこういうのでいいんだよ‼︎