マッシモ

呪詛のマッシモのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
2.0
台湾発のPOV (主観視点ホラー)、とある一件で呪われた母娘が呪いを解くために頑張る物語。

【キャスト】
リー・ルォナン(母親):ツァイ・ガンユエン
ドゥオードゥオー(女の子):ホアン・シンティン

シエ・チーミン:ガオ・インシュアン

[ゴーストバスターズ]
アードン:ショーン・リン
アーユエン:阿Q

監督は、ゲヴィン・コー氏
【ストーリー】
6年前、心霊YouTuber的な3人組、ルォナンとアードンとアーユエンは、アードンの田舎にある謎の洞窟を探索しに行くのだが、そこでやってはいけないことをして呪われてしまう。
6年後ルォナンは、とある理由で娘のドゥオードゥオーと離れていたがまた2人で暮らしていけるようになる。その折りに娘の様子がおかしい事に気がつくのだが…。

【総評】
よかった所
恐怖演出は、音で脅かすスタイルなのであまり好みではないが、悪くはなかった。大黒仏母のビジュアルは秀逸だと思う。

悪かった所1
過去と現在、(ゴーストバスターズでの活動時期と現在の娘を助けるために奔走する姿)が忙しく行き来するので、イマイチのめり込めない。特にホラー演出後にいきなり現在の娘とのほんわかシーンに飛んだりするのは個人的には興醒めするのでやめてほしい。せっかくの盛り上がりを無駄にしている。

悪かった所2
POVをいかせていない。これも、過去と現在を行き来したり、主観視点の主観者がコロコロ変わるので没入感に欠ける。
古くはブレアウィッチ、この頃なら、きさらぎ駅の前半パートのように主観者は固定すべきだと思う。

悪かった所3
子供のとほんわかシーン全般いらない。子供を出汁に使うのは構わないけど、見たいのは恐怖シーンなのでイチイチ面倒な感動シーンは不要。邪魔でしかない。

悪かった所4
ゴア描写不足。事故のシーンも警官の自殺シーンもちょっとわざとらしいすぎるし怖くない。自殺シーンも頭打ち付けまくるだけってあまりにも、芸がない。大黒仏母に頭からガリガリ喰われる位の描写を入れないと、せっかく作ったクリーチャー一発ネタにするのは勿体無いよと。

【あとがき】
総じて、見ても面白いとは思うけど、人は選ぶかなと思います。
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