人間関係のスクラップ&ビルドの群像劇。
「ロンドンには空気が無い 人口が多すぎる」
再開発対象になった犯罪多発地区のノースロンドン。そのプロジェクトを担当する建築家のウィルの事務所にある日空き巣が入り、その犯人を捜す過程である移民の親子と知り合う。
人間がぶつかって愛情、信頼がこわれた後にまた新たな形で作り直すという、破壊と再生のテーマを都市開発にかけててスゴく綺麗に整ってる。
それを盛り上げる様な音楽も世界観もスゴくクリアで好きなタイプの映画なのに結果的には色々消化不良に感じる(´Д` )。
妻と娘の病気、仕事のパートナー、途中で知り合った夜のお仕事をされてるネーチャンとかなりサブキャラと設定が薄く分布していて掘り下げが足ん無い気がする。
主人公の行ったり来たりが激しく感情の移り変わりが急に感じるのも不味いのか?
淡すぎる色彩で描かれた様な温かみはあるが限りなく無色透明な感じの映画。