アナイス・ドゥムースティエたん最推しの自分にとっては、今年最大の注目作といっても過言ではない映画だったが、はたして結果は最オヴ高。
軽薄でふしだらで、でも愛おしい。
ブルドーザーのごとき猪突猛進で、息吐くようにしょーもない嘘をつくアナイス。イケメンの彼氏いるけど、パーティーで出会ったはるか年上の既婚オジサンと関係を持ち、そしてそのパートナーの知的女性エミリーに憧れと恋心を抱き猛アタックをしかける、なんてアナイス・ ドゥムースティエたんじゃないと説得力なくない?!
というのも、彼女のフィルモグラフィーに「彼は秘密の女ともだち」、「彼らについて」という傑作なクィア映画があり、もはやアナイスたんはフランス映画界におけるクィア/バイ/パンセクシュアルアイコンと言っても過言ではないのではないかと、飛躍した論理を展開しそうになる。
これからもアナイスたんにはスズメのような身軽さで(バードピープル!)、次々とクィアロマンス映画に出てほしいと思いますです。了。