Melko

こまねこのおるすばんのMelkoのレビュー・感想・評価

こまねこのおるすばん(2013年製作の映画)
3.7
なんかとにかく短い尺のモノないかなーとアマプラ見てたら、あった!
こまねこ!しかも見たことないやつ!

こまちゃんは天真爛漫だから基本ハプニングしか起こさないんだけど、それが良さでもある。
今回はタイトル通り”Home alone”
おじいが留守の間、家には1人。
調子に乗っておじいのタイプライターをカタカタ…コーヒーに当たってダバーっとこぼれ…
ショボンとしてたら今度は雷が…!

家に1人は、自由だけど心細いよね…
心の友が励ましてくれる。

おじいが優しくて良かった。
うちの親なら1時間正座モノです。時代だね

コマ撮り映画はまさに忍耐力がモノを言う。
このこまねこの制作に携わった方と仕事が一緒になったことがあり、どんな作品作り・撮影だったのかを聞いたけど、私にはとてもできない。。一日にたった数秒分しか進められないんだもの…気が遠くなる。
照明もセットもこまちゃんたちの仕草も、まさにミリ単位での作業。そんな仕事をこなされてきたからか、その方は現場に落ちてる僅かな糸くずも見逃さなかった…
8分の作品を作るのに毎日仕事してどれくらいの期間がかかるのか。
でも、それでも「コマ撮り」が好きだから、妥協せず手を抜かず、見せたいモノを盛り込んで作品を作るこだわりと魂を感じた。ビジュアルはあんなにふわふわなのに。
その証拠が、あの作り込まれたセット。
ごまちゃんがあのサイズ。じゃあこまちゃんの手元にあった紙やコップのサイズは…?ああ、私なら確実に秒で壊してしまう。。

正直もっと見せてほしい気もしたけど、まあショートだからなぁ。
久しぶりに見たけど、やっぱり良かった。
こんな短い尺の作品にも、たくさんのスタッフが関わっている。
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