こぅ

未亡人の殺人計画のこぅのレビュー・感想・評価

未亡人の殺人計画(1953年製作の映画)
2.5
'22 5/11 作品登録していただきました。

アンドリュー・L・ストーン監督による、【殺人疑惑・
サスペンス】の珍品。

↓[重要 胸糞ネタバレ は下げている]↓


原因不明の突然の発作で姪、ポリーを亡くしたキャム(ジョ
セフ・コットン)。彼は数年前に亡くなった兄の症状が同じ
痙攣だったことから、義理の姉、リン(ジーン・ピータース)
による 毒殺 を疑う…。


アヴァンタイトル&OPタイトルバックで、救急車で運ばれ
る少女の映像の導入から本題INのテンポが良い。

リンにとっては、亡き夫の連れ子2人のうち、姉のポリーが
一命を取り留めた数時間後に病院で急死、死因不明。

タイトルからも分かる、リンが犯人しかないという不利な
提示で進行。

動機あり。解剖を拒むべく、火葬を強く希望。

キャムは、義姉リンに好意があった為、疑心暗鬼ながらも独自
の捜査を開始した、、

毒殺は確定的だったが、辻褄が合わない、共犯者がいるのか⁈
等、飽きさせない脚本が練られている。

状況証拠のみで、逮捕への決定的証拠が無い‼︎

後半は、リンが連れ子の弟、幼いダグと旅行に、、って、
これには重要な意味(子供2人を殺してこそ保険金が手に
入る仕組み)があった。

キャムも無理矢理同行するのは必然だ。
と、
ここ迄は悪くなく、美ジーンも良かったのだが、、
いくら見せ場を用意しようとしたにも程が、、




































終盤から本末転倒‼︎
前代未聞の【珍品】に成り下がった⤵︎

ついにキャムが物的証拠を見つけた迄は良かったが、即警察に
通報せず、独断で犯人炙り出し駆け引き(毒盛り)を
決行し、これこそ結果的にキャムによる【義姉リン殺人罪】
(良くても殺人未遂)確定だよ‼︎ 胸糞だ‼︎


*アンドリュー監督は、役者の演出力も然程無いとみた。


*こんな毒薬、誰でも簡単に薬局で手に入ったのか疑問。
こぅ

こぅ