ぶみ

バッドマン 史上最低のスーパーヒーローのぶみのレビュー・感想・評価

4.0
ハリウッドよ、これがヒーローだ!?

フィリップ・ラショー監督、主演によるフランス製作のアクション・コメディ。
事故で記憶をなくし、自分をスーパーヒーローだと思い込んでしまった主人公が巻起こす騒動を描く。
主人公となる売れない俳優セドリックを監督であるラショーが演じており、これは以前観た同監督『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』と同じパターン。
本作品でも、基本コメディに全フリしており、フランスらしく下ネタ満載。
アメコミ系作品を観ない私には、散りばめられているだろう小ネタに気づいていないことも多いのだろうが、それを差し引いても面白く、よくもまあここまで笑いを入れたもんだ、と感心させられる。
加えて、何気にアクションシーンのクオリティも高く、物語も卒なくまとめられているため、作品全体の手触りも好感触。
同じ内容を邦画でやると、どうしても野暮ったくなってしまうが、そこは流石フランスという出来映えであり、その振り切り具合が堪らない良作。

こっちのはマントなし。
ぶみ

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