バッドジーニアスの監督の新作です。
しかも制作総指揮はウォンカーウァイ。
いやーこれは今年入って1番予想外の収穫ですね。
傑作ですね。
全然なんの映画かもしらなくて、ドライブマイカー的な映画かなーと思った全然違いました。
良くできた感動系ヒューマンドラマエンタメですね。
バッドジーニアスを作った監督ですが全然テイストの違う作品で、めっちゃ映像がオシャレで音楽も良いし、ラジオのMCの声なんかの使い方が良いです。
良くラジオの音楽がBGMパターンがありますが、MCがここまで効いているのは良いですね。
しかも映像のショットも良いです。
バーテンダーのテクニックにフォーカスしたり、目線の先の見せ方だったり上手いです。
前半部分はエンタメとして本当に良くできていると思います。
そして後半はまたちょっと違う映画になっていくのが面白い所ですね。
あらすじは主人公ウードは白血病で余命僅か、最後のお願いを親友ボスにするのだが、その内容はウードの元カノに逢いに行くと言う話ですね。
色々タイの街を行くロードムービーです。
話の進み方が徐々に後半に向かっていく作りが狙っているのか良いと思いました。
1番最初のエンタメ感がある映像や話から後半の話までの過程が上手くフェードされてるように自分は思いました。
久々に泣きかけました。
勿論泣いてないんですが、あまり話題の作品でないのが凄く残念です。
また公開館数もきっと少なめで、タイ映画って事で認知度はあまり高くないですね。
配信されて話題になればと思います。
ちなみに音楽が良いので映画館がおすすめです。