アネモネ

ミセス・ハリス、パリへ行くのアネモネのレビュー・感想・評価

4.2
ミセスハリス役のレスリー・マンビルがキュートで魅了されまくり。
エイダが目を輝かせると私も心が弾むし、悲しんだりする度に私まで胸が痛んで、
最後に温かい涙が自然にこぼれ落ちる素敵な映画でした。

ハイブランドに興味の無い私でも、オートクチュールドレスに心奪われる気持ちがわかる素敵なドレスの数々に加え、品のあるエイダの所作とさりげなくオシャレな日常服まで素敵でした。
大きな劇場の大画面で見たかった。。

プロフェッショナルな世界。
働く人も誇りを持って仕事をしている反面、
華やかな舞台の裏側の支える女性たちの仕事の大変さとエイダの仕事を重ねて描くだけじゃなく、その裏方の人達が嫌な感じじゃなく描かれていたのが良かったです。
それはイザベル・ユペール様演じるマダムコルベール然り。


何のために存在するのか。
そんな思想も大切だけど、そんな思想の外側で自分らしく素直に生きることで奇跡が起きたり周りの心を動かしたりする事があるし大切な仲間が出来て、なにより本人が輝いていられるんだと思いました。
あんなに素敵な60代になれたなら、歳を重ねるのも悪く無いかも。
夢や目標を持つと出てくる謎のパワーって人を輝かせてくれますよね!
けれど自分の夢さえ持てない私は、エイダのようには生きられないとも思う。
自信がないぶん、自分を卑下して逃げ出すかもしれない。
そんな自分がずっと嫌だから、
これからはエイダを目標に生きていけたらいいな。
アネモネ

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