◆あらすじ◆
ウィル(ジェラルド・バトラー)は妻のリサを実家に送り届ける途中にガソリンスタンドに立ち寄ったところ、リサが姿を消してしまう。ウィルは警察に通報し捜索を依頼するも、ウィルが原因であるように疑われたため、自分一人でリサを捜索し始める。
◆感想◆
突如姿を消した妻を捜すためにルール無用で行動する主人公の姿を描いた作品となっていて、主人公と妻の関係が上手く行っていないことが周囲の不審を買う一端としてストーリーを面白くしていたと思います。
ウィルは普通の不動産会社のビジネスマンで、妻のリサ(ジェイミー・アレクサンダー)と上手く行っておらず、彼女を実家に送り届ける途中、彼女の失踪に遭遇します。本作ではストーリーとしてウィルが捜索することを軸に進んでいきますが、その合間にリサと上手く行っていない過去が度々挟まれていて、ウィルに全幅の信頼を置きづらい雰囲気がありました。警察に対しても妻との不仲が気になるのか、ちょっとしたことで喧嘩腰になっていて、疑われても仕方ないように思いました。
本作はウィルの暴走っぷりが凄まじく、誰彼構わず暴力で話を進めようとする姿は豪快過ぎて観ていて逆に冷静になってしまいました。前述のとおり、ウィルを信用しづらい雰囲気もあって妻が姿を消した原因について主人公を含めて怪しい部分が多く、盛り上がりに欠けるように思いました。ジェラルド・バトラーが主人公だからまず彼が悪人だと言うことは考えにくいのですが、感情移入しにくい主人公でした。
ラストは呆気なくて、いまひとつ締まらない感じがしました。
普通に面白い作品でしたが、もっとスカッとした展開を予想していた分、残念な感じもありました。
鑑賞日:2025年3月24日
鑑賞方法:CS ムービープラス
(録画日:2025年2月1日)