シアトル国際映画祭にて。
家族の問題とセクシャリティに悩む10歳の少年の物語。
母親に問題あり、幼い弟の面倒を見ながら学校に通うジョニー。学校ではその「女の子っぽい」と決めつけられがちな風貌をバカにされいじめられ。
新しい先生がやってきて理解者を得るチャンスだが特別な思いを寄せていき……という話。
ジョニーが日々の生活の悩みから解放されないままセクシャリティに混乱する。
人生は自由であっていいはずだとわかって今の自分に悩むもどうしていいかわからない。
彼の周りの男性たち(いじめる側の子、母の恋人)は典型的な「男らしさ」を表しているようでジョニーと対照的。対比して描かれているのかも。
ジョニーにとって唯一理解を示してくれそうな存在の先生が新たな希望だったが、現実問題なかなかそうはいかず「救世主にはなれない」という言葉が残酷に響いていたなぁ。
先生側からすると難しいところだろうな。一歩間違えば職を失いかねない。かといってきちんと向き合わないと生徒のためにはならないしね。