はむ

ハンサン ―龍の出現―のはむのレビュー・感想・評価

ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)
3.8
秀吉の明侵攻の足がかりとなる朝鮮進出で相まみえる二人の名将、朝鮮水軍の将軍イ・スンシンの「静」と日本の武将脇坂安治の「動」の戦い。
なんてったって見所は終盤の海上決戦!戦局の潮目を変えた両将軍の戦術のぶつかり合いや伝説の戦艦「亀船」の姿に血が滾る!好き~!

ピョン・ヨハン演じる冷酷で大胆な「動」の武将、脇坂安治もすごく魅力的だったけど、戦術会議でも戦いの真っ最中でも何を聞かれても「…………」という妙な間を取る、パク・ヘイル演じる「静」過ぎる将軍イ・スンシンがかなりツボでした🥹

他のユーザーの感想・評価

1OO4

1OO4の感想・評価

3.0
カナダの映画館で鑑賞

この映画が日本で公開されていないのが何とも言えない
Crage

Crageの感想・評価

2.5
迫力はあるけど、安っぽさもある。日本人役を韓国人が演じているが、案外問題なく聞き取れた。全体的に前作の方が面白かった。
試写にて!

詳しいレビューは
私のサイトか掲載媒体にて後ほど!
Paula

Paulaの感想・評価

2.0
あたしの脳ミソでは、韓国の俳優さんが何を言っているのか?皆目でした。

GYAO! が配信をやめるのに合わせて、『ホ・ジュン』を見ていたけどちょうど彼が生きていた時に日本が韓国に攻めていてフュージョン時代劇としたら面白かったけれども...

この映画、日本向けというよりも韓国内や日本以外の国の人に見てもらうように作られているのかジェット・スキーのように戦艦がばく進するのは映画だからねってお約束のことね?
no

noの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

李舜臣
強靭な亀甲船 海の上の城 鶴翼の陣
眼から放たれる李舜臣の安定感
探究心 人間力の高さ
今でも多国の海軍では李舜臣の精神や戦略を学ぶそう
′義と不義の戦いだ。′
gm

gmの感想・評価

3.8
オリジナル版。って書いてあるからこっちか?
位な感じでオリジナル版を鑑賞。
後で調べたらそうじゃない方は日本語が全部吹替になっているとか。
確かにピョンヨハンはじめ、日本人役の日本語は聞き取れない。まあまあ、エキサイトしている台詞でもイントネーションが狂っていて迫力が出ていないことも。しかも韓国も日本も同量に描かれているのでボリュームも凄い。
でも!良い役者が沢山出ているので吹替はあまりにも無情。
私は字幕で充分だった。やっぱり本人の声が良い。

もうかなり長い間韓国映画やドラマを観ているのでイ・スンシンという人が英雄であることは知っていたけれど、どんな人か全然調べようとしたことはなかった(;'∀')
スゴイ人だったのね。
そしてイスンシンを演じたパクヘイルがもう・・・かっこよ💕
殆ど無言だった気がするけど、立っているだけで素敵。
だけどあの扮装でじっと立っているパクヘイルを凝視しているとパクヘイルであってるか?と不安になった。
そういうのありません? こういう顔だったっけ? この漢字こういう字だったっけ? みたいな。
勿論めっちゃ素敵だったんですけど!

クライマックスの海戦はすごかった。満足。


おおおおお!パクヘイルの弓を打つ姿がカッコ良くて、大好きな「神弓」を思い出していたんだけど、「神弓」の監督の新作なんですね。感動。
みゆき

みゆきの感想・評価

3.7
韓国の英雄イ・スンシン三部作の2作目。
当たり前だけど豪華キャストでイケメンがたくさん出てくる。
ツッコミどころも多いけど合戦シーンはさすがに大迫力で楽しめました。

前作の時も思ったけど脇坂安治って誰よ?
前作ではチョ・ジヌンが演じてた。
私が無知なだけで日本でも有名なの?
韓国ではイ・スンシンと戦ったことで有名らしい。
その脇坂さんをピョン・ヨハンが熱演。
全編日本語で、そりゃあネイティブが聞いたら不完全だけど、まあまあ聞きやすかった。
どう考えてもイ・スンシンのパク・ヘイルより目立っている。
というかパク・ヘイルが動かざること山の如し過ぎるのかな~
正直400年以上前の合戦なんてどっちが勝とうが目くじら立てることもないと思うけど、このイ・スンシンの戦いぶりはかっこよかった❤️
続編はキム・ユンソクがイ・スンシンをやるんだって。
それもいいけど一度くらい日本でも朝鮮出兵の映画を作って欲しいな~
日本側から見た朝鮮出兵を観てみたい。

最近ますます記憶力がダメになって、登場人物が多くて当時の役職も役名も全く覚えられない💦
私は幸い知ってる俳優さんが多かったので、「ああソン・ヒョンジュバカだな」「キム・ソンギュ何故日本語より韓国語の方が上手い?」「イ・ジュニョク頑張れ~」とか楽しく観れたけど。
妓生役のキム・ヒャンギちゃんに感無量。
こんな大人の役もやるようになったのね~😢
前情報を入れてなかったから脇坂安治役がピョン・ヨハンでびっくりだった。「こんなに悪人だったっけ?」と思ったけど、韓国の名将であるイ・スンシン側から描いてるからそこはしょうがない(少し複雑な気持ちです)。ピョン・ヨハンの武将姿、めっちゃかっこよかった。
日本人役がオール吹替だったのも驚いた。口の動きは日本語台詞っぽかったから俳優さん達も日本語を話してるんだろう。時代劇の言い回しとかに説得力をもたせるには吹替のがよかったのかなと察する。…けど、本人の声も聞きたいと思う自分もいた。
最大の見せ場である閑山島海戦でのシーンは緊迫感もあり迫力満点。スクリーンで体感してよかった。
ここ最近ずっと気になってるパク・ヘイル。彼は目で語ることができる俳優だと今作を観て強く感じた。まばたきをほぼしてないから黒目がすごく印象的。同監督作の「神弓」も観なきゃ。

追記:オリジナル字幕版での上映もあったの知らなかった…。機会があればそちらも観てみたいです。
《一部追記》

痺れた‼️
まるで「スラムダンク」観終わった時のような感覚‼️それくらいの攻防に嘆息です。
あちらフルCG。こちら海と遠景はCGだそうで、セット撮影の見事さと演技の難しさ&巧みさに感服‼️
ロケではなくスケート場を使って撮影したとのこと。それを感じさせないスケールと迫力でした。
パク・ヘイルのイ・スンシンは、下に書く演出意図からとにかく喋らない‼️w
限定された中でも同監督作三度目の出演ということで信頼があったのでしょう、出来る限りの表現したと思います。

あった史実をドラマチックなアクション大作に仕上げたものなので、「反日」でもなんでもありません!w😆
実際観ていて、どっちが味方で敵なのか正直よくわからなくなり、「えーと、これはこっちだから・・」と考えないと混乱するくらい🫤(わしだけ?)

見事な映画ですから是非是非‼️
あと蓮池薫さん翻訳のイスンシンの本もありますので気になったらこちらも是非‼️

☆この作品、通常公開は一部日本語部分を吹き替えしているバージョンです‼️とても聞きやすかった‼️
特別バージョンでは、韓国人俳優の日本語で、字幕が付いているらしいです。
特にピョン・ヨハンは相当研究と練習したそうで・・でもyoutubeでチラッと観た限りちょっとしたイントネーションでもう理解が難しく、いつも言われる「無理した日本語」の域を出ないんですよねー。
だから吹き替えの判断は良かったと思います。

****
豊臣秀吉は二度に渡り朝鮮半島・・というか中国〈明〉を攻めるために軍隊を送った。
その二度とも海で李 舜臣(イ・スンシン)将軍と豊臣軍は戦い、イスンシンは勝つのだった。
****
このあたりの歴史がよくわからない!・・という方々は多いですよね。そりゃ日本が教えてないんだもん。文科省がとりわけ近現代を薄く取り扱うので仕方ない。
いつも思うんですけど、歴史は近いところから教えていくべき。重要度が高いのは今に近い方でしょ?


以前同じ監督のキム・ハンミンさんが作った映画「バトルオーシャン海上決戦」は確か韓国での動員記録を打ち立てた映画であり、かつ日本公開がされなかった!w😆作品です。
これは豊臣秀吉二度目の侵攻〈慶長の役〉での海上決戦を描いていますが、今作は1592年〈文禄の役〉における閑山(はんさん)海戦を中心に、李 舜臣(イ・スンシン)将軍の知将ぶりを描きました。
韓国国内ではそりやたいそうな英雄です。誇張されている部分ももちろんあるでしょう。我々にとっての信長らがそうであるように。
で、閑山海戦の鶴翼vs魚鱗は彼の戦略家としての優秀さが見え、バトルオーシャンでは一度こき下ろされてからの復活&手薄な状態から勝つという精神力と蛮勇さが見えます。
ここらへんは日本人の多くが「桶狭間」「本能寺」「関ヶ原」って聞けばイメージ出来ちゃうってのと同じですね。日本史習ってない人には説明がないとそりゃわからんはず。w

どうやら三部作構想があるらしく、次が三作目になります。

****
以下、これ以降の歴史の動きの雑感。



朝鮮半島の植民地化は、わたし日本人として恥ずかしく思うし許されない蛮行だと思いますが、この秀吉の侵攻は少し違った感覚。
もちろん500年前という時間的なものもそうだし、当時は地球規模で愚かな戦争が行われていた時代。死生観すら今とは全く異なり、全てを現代の価値観では語れないと思います。
ここで何人殺したかを秀吉に報告するために、日本的に言えばはねた首となりますが流石に重く、小さくするために鼻や耳を削いで持ち帰ったそうです。耳塚や鼻塚が存在します。合掌。

この二度の侵攻後、日本は徳川が和平を申し出て、対馬の尽力により安定するも、国土は荒れ果て国力が下がった状態。今度はそこに、中国が明から清(後金)に王朝が変わり、攻め入ってくるという受難の時代です。日本に援軍を頼もうというプランも出たそうで、周辺の国に囲まれた地勢を思います。おそらくはだからこそ外交が命綱として鍛えられたのだろうと推測。それはイコール鍛えられていない我が国・・北方四島もプーチンに渡してしまった〈外交の○○〉・・。



〈550〉
お目当ての映画開始に間に合わず、開始時間が合ったので観てしまった。
太閤殿下?脇坂?高虎?官兵衛?
そんな時代の海戦がメインの、大迫力の映画でした。
よくわかんなかったけど、映画館で見て欲しい迫力でした。いろいろツッコミ所はあるけど、手漕ぎ船が速すぎ。
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