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ハンサン ―龍の出現―のjuriのレビュー・感想・評価

ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)
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オリジナルの方見れば良かった……日本語吹替が気になってしょうがなかった…

他のユーザーの感想・評価

前情報を入れてなかったから脇坂安治役がピョン・ヨハンでびっくりだった。「こんなに悪人だったっけ?」と思ったけど、韓国の名将であるイ・スンシン側から描いてるからそこはしょうがない(少し複雑な気持ちです)。ピョン・ヨハンの武将姿、めっちゃかっこよかった。
日本人役がオール吹替だったのも驚いた。口の動きは日本語台詞っぽかったから俳優さん達も日本語を話してるんだろう。時代劇の言い回しとかに説得力をもたせるには吹替のがよかったのかなと察する。…けど、本人の声も聞きたいと思う自分もいた。
最大の見せ場である閑山島海戦でのシーンは緊迫感もあり迫力満点。スクリーンで体感してよかった。
ここ最近ずっと気になってるパク・ヘイル。彼は目で語ることができる俳優だと今作を観て強く感じた。まばたきをほぼしてないから黒目がすごく印象的。同監督作の「神弓」も観なきゃ。

追記:オリジナル字幕版での上映もあったの知らなかった…。機会があればそちらも観てみたいです。
《一部追記》

痺れた‼️
まるで「スラムダンク」観終わった時のような感覚‼️それくらいの攻防に嘆息です。
あちらフルCG。こちら海と遠景はCGだそうで、セット撮影の見事さと演技の難しさ&巧みさに感服‼️
ロケではなくスケート場を使って撮影したとのこと。それを感じさせないスケールと迫力でした。
パク・ヘイルのイ・スンシンは、下に書く演出意図からとにかく喋らない‼️w
限定された中でも同監督作三度目の出演ということで信頼があったのでしょう、出来る限りの表現したと思います。

あった史実をドラマチックなアクション大作に仕上げたものなので、「反日」でもなんでもありません!w😆
実際観ていて、どっちが味方で敵なのか正直よくわからなくなり、「えーと、これはこっちだから・・」と考えないと混乱するくらい🫤(わしだけ?)

見事な映画ですから是非是非‼️
あと蓮池薫さん翻訳のイスンシンの本もありますので気になったらこちらも是非‼️

☆この作品、通常公開は一部日本語部分を吹き替えしているバージョンです‼️とても聞きやすかった‼️
特別バージョンでは、韓国人俳優の日本語で、字幕が付いているらしいです。
特にピョン・ヨハンは相当研究と練習したそうで・・でもyoutubeでチラッと観た限りちょっとしたイントネーションでもう理解が難しく、いつも言われる「無理した日本語」の域を出ないんですよねー。
だから吹き替えの判断は良かったと思います。

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豊臣秀吉は二度に渡り朝鮮半島・・というか中国〈明〉を攻めるために軍隊を送った。
その二度とも海で李 舜臣(イ・スンシン)将軍と豊臣軍は戦い、イスンシンは勝つのだった。
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このあたりの歴史がよくわからない!・・という方々は多いですよね。そりゃ日本が教えてないんだもん。文科省がとりわけ近現代を薄く取り扱うので仕方ない。
いつも思うんですけど、歴史は近いところから教えていくべき。重要度が高いのは今に近い方でしょ?


以前同じ監督のキム・ハンミンさんが作った映画「バトルオーシャン海上決戦」は確か韓国での動員記録を打ち立てた映画であり、かつ日本公開がされなかった!w😆作品です。
これは豊臣秀吉二度目の侵攻〈慶長の役〉での海上決戦を描いていますが、今作は1592年〈文禄の役〉における閑山(はんさん)海戦を中心に、李 舜臣(イ・スンシン)将軍の知将ぶりを描きました。
韓国国内ではそりやたいそうな英雄です。誇張されている部分ももちろんあるでしょう。我々にとっての信長らがそうであるように。
で、閑山海戦の鶴翼vs魚鱗は彼の戦略家としての優秀さが見え、バトルオーシャンでは一度こき下ろされてからの復活&手薄な状態から勝つという精神力と蛮勇さが見えます。
ここらへんは日本人の多くが「桶狭間」「本能寺」「関ヶ原」って聞けばイメージ出来ちゃうってのと同じですね。日本史習ってない人には説明がないとそりゃわからんはず。w

どうやら三部作構想があるらしく、次が三作目になります。

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以下、これ以降の歴史の動きの雑感。



朝鮮半島の植民地化は、わたし日本人として恥ずかしく思うし許されない蛮行だと思いますが、この秀吉の侵攻は少し違った感覚。
もちろん500年前という時間的なものもそうだし、当時は地球規模で愚かな戦争が行われていた時代。死生観すら今とは全く異なり、全てを現代の価値観では語れないと思います。
ここで何人殺したかを秀吉に報告するために、日本的に言えばはねた首となりますが流石に重く、小さくするために鼻や耳を削いで持ち帰ったそうです。耳塚や鼻塚が存在します。合掌。

この二度の侵攻後、日本は徳川が和平を申し出て、対馬の尽力により安定するも、国土は荒れ果て国力が下がった状態。今度はそこに、中国が明から清(後金)に王朝が変わり、攻め入ってくるという受難の時代です。日本に援軍を頼もうというプランも出たそうで、周辺の国に囲まれた地勢を思います。おそらくはだからこそ外交が命綱として鍛えられたのだろうと推測。それはイコール鍛えられていない我が国・・北方四島もプーチンに渡してしまった〈外交の○○〉・・。



〈550〉
お目当ての映画開始に間に合わず、開始時間が合ったので観てしまった。
太閤殿下?脇坂?高虎?官兵衛?
そんな時代の海戦がメインの、大迫力の映画でした。
よくわかんなかったけど、映画館で見て欲しい迫力でした。いろいろツッコミ所はあるけど、手漕ぎ船が速すぎ。
スズキ

スズキの感想・評価

3.3
アジアのエンタメ先進国、韓国で大ヒットした作品は必ず見るようにしてるんだけど、これはうーんだった。

お金がかかってるのはよくわかるけど前提知識がないとストーリーがわかりづらい。編集もかなり下手なのでは。

登場人物は韓国人と日本人なんだけど、演じているのはほぼ韓国人なのかな。みんな似てるので人物の見分けもほとんどできなかった。『RRR』だとインドとイギリスだからわかりやすいけど、日韓ものはこの辺の難しさがある。

かつ、俯瞰で撮って欲しいところでなかなか撮ってくれず、そもそも何が起きてるのかわかりづらいシーンがかなりあった。船と船がぶつかってるシーンを撮るときに、ぶつかってない側面を見せるのとか意味不明だったな。

主要人物は内面を独り言でかなり語ってくれるのでそこでなんとか最後までついていけた感じ。それはそれで良い脚本とは言えないけど、

まあこれらは不親切というか、韓国内向けに作られた作品なのだろうから、ある程度は仕方ないんだろうけど。

良かった点としては、
映像には迫力があるから、それなりに楽しい。映画館で見る意味はある。
海での戦いってあんま見ないけど、お金がかかるからなんでしょうね。海とか多分CGなんだろうし。

あと、船のギミックの意外性も楽しめた。
かこいぶねが木製らしいのに、他の木製の船に木の部分でぶつかって、一方的にぶち破れる理屈は最後までわからなかったけど。

あと、韓国映画唯一の欠点が、日本語話者のクオリティの低さなんだけど、吹き替えてくれてたので、多少の違和感はありつつかなりマシだったこと!本来当たり前なんだけど、ちゃんと対応してくれたことは良かった。『パチンコ』とか映像は素晴らしいのにそこが酷すぎてがっかりしたので。これは製作側の配慮なのか、配給側の配慮なのかよくわからないけど、この辺は全ての韓国作品が見習って欲しいところ。

脇坂安治の活躍。あんま知らなかった人なので新鮮でした。
さんま

さんまの感想・評価

3.2
2作目なの?
前情報無しで見たので、秀吉の朝鮮出兵の時の話。
前半次々と人が出てくるのでわかりにくくて??となったけど、後半ようやく理解。海戦は良かった。
イ・スンシンの素晴らしさが伝わって来ず、日本側の武将の方がキャラが立ってた印象。脇坂、甥っ子がダントツで良いです。

寝返った人は結局なんだったんだろう?

海戦と役者さんは良いけど、演出編集ストーリーのまとめ方が残念かなあ。
久々に韓国映画の強みが出た作品。KPOP歌手目当てではなく、作品全体を見て判断した方がいい作品。出演俳優の演技が良かった。見事。
Sohey

Soheyの感想・評価

3.1
イ・スンシン役のパク・ヘイルにアクションのイメージがなく、最初から最後まであまりのれなかった。

豊臣軍側も韓国人俳優が演じているのだが、日本公開用に吹き替えられていて、でも口元を見ると役者本人が日本語をしゃべっているようだったので本人の声が聞きたかった。。ピョン・ヨハンはかっこいい!
hachi

hachiの感想・評価

4.3
海戦シーンがすごい!

秀吉の朝鮮出兵を阻止した韓国の英雄であり水軍大将の李舜臣と、日本軍の脇坂安治との攻防を描く。

韓国目線ではあるが日本軍が悪というよりかは強力な敵として描かれている。

日本だと脇坂は賤ヶ岳の七本槍ではあるものの武将として有名ではないけど、韓国では李舜臣のライバルとして有名らしい。

VFXを駆使した海戦の迫力がすごくて見どころ。
日本の武将を演じてる韓国俳優も皆良かった。
李舜臣役はパク・ヘイル。
yuzu

yuzuの感想・評価

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韓国の歴史ものって普段あんま観ないけど、すごいスケールだ。

人の顔覚えらんないし、物語がどうとかわからんけど、戦争映画はやっぱ楽しい!
スポーツ何も興味ない人間からすれば、どうせ戦うなら戦争がいいよなー。スポーツで点が入ったの何だのとかで喜んでるニンゲンはまだまだだ。男ならやっぱ戦争でしょ!殺すか殺されるか、2つに1つ!がんばれニッポン!

海戦の迫力。亀船強し。いかにも日本が有利になって危うし朝鮮水軍!ってなるたびに、「ところがどっこーい!」って亀さん現れるの楽しすぎる。
船がいっぱい。これぞ船が七分に海が三分だ。

韓国映画でよく出てくるヘンテコ日本語も大好きなんだ。

そういえば、あの女の子、あれこの子もしかして…って調べたら、やっぱり!「無垢なる証人」とかでおなじみのキム・ヒャンギ!

『 ギョリンノ ジンヲ トケ❗️
 オノオノ ウゴケィ‼️ 』


今年最初のシネマート心斎橋。

今回、鑑賞したのは韓国歴史人物
で一番人気の豊臣秀吉の朝鮮討伐
で活躍して国を守った英傑である
イ・スンシンと『賤ヶ岳七本槍』
のひとりで彼のライバルとして
韓国では知名度高めの日本武将
脇坂安治との大海戦を描く本作。


救国の英雄・李舜臣に扮するは
『別れる決心』のパク・ヘイル。

脇坂安治にはピョン・ヨハン。

オリジナル字幕版で鑑賞。

ピョン・ハヨンの時代劇調の
日本語台詞がなかなか良い。

主役である李舜臣よりも攻める
脇坂安治の方が積極的に仕掛け
てるので大活躍してましたな。

朝鮮水軍の強力だが弱点もある
装甲船『ボッカイセン』攻略の
為に細作を放ち、不和な同僚の
加藤嘉明の水軍を謀略で接収し
たりと獅子奮迅の活躍。

朝鮮側はポンコツのクセに気位
だけは高い右水使・王均将軍に
足を引っ張られながら全水軍を
整備し『ボッカイセン』を改良
し、日本軍を誘き出して有利な
海域で鶴翼の陣で迎撃する。

ここでも李舜臣に魅了されて
寝返った日本武将やスパイ達
が活躍してて本人は決戦開始
までじっと我慢の子😅

日本と朝鮮の装甲船同士が激突
する大海戦は見応えあり。

脇坂にお酌しながら命懸け?
で諜報活動する妓生には
キム・ヒャンギ。

舌噛んで自決したはずなのに
生き残ってるのとかは微妙😅

テギョンがスパイの役なんだけど
日本側のスパイの方が切れ者感が
あるのに対して特に目立った活躍
もなかったなぁ😅

出番控え目の李舜臣でしたが、
パク・ヘイルはなかなか良い
声しててそこは良かった。
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